町長提案理由説明(2)

公開日 2015年03月03日

[平成27年度予算概要]

○一般会計予算
平成27年度の当初予算額につきましては、一般会計が62億6千万円、特別会計9会計の合計が27億6775万円となり、総額では90億2775万円となりました。一般会計につきましては、平成26年度当初予算額と比較しますと8億8000万円の増額、率にして16.4%の増となりました。特別会計は平成26年度当初予算額と比較しますと151万円の減額、率にして0.1%の減となっております。
最初に、一般会計当初予算の内容について説明させていただきます。 公約に掲げた10項目の中の一つである「行政サービスの充実と行財政改革の推進」に掲げられた「町民に親しまれる新庁舎の建設」につきまして、平成26年度から着工した新庁舎建設事業が平成27年度に竣工します。平成27年度当初予算額の増額 8億8000万円は、新庁舎建設に係る予算が主な要因となっています。
また、公約中、「観光資源を活用したまちづくり」の中では、ブランシュたかやまスキー場指定管理料等を計上し、「自然・温泉・スキー場を活かした観光の推進」のための予算も大きな位置付けとなっています。
この他の項目では、最初に「住民自治基本条例の制定」の関係ですが、平成26年度に立ち上げた条例検討委員会の場などにおいて、条例の制定に向けた準備を進めていきます。
「人口の減少に歯止めをかける施策」では、平成22年度から5年間の計画で建設を進めてきました町営住宅建設につきまして、平成27年度は、今までの住宅建設の人口動態に係る効果等を検証し、今後の計画を検討していくこととしました。また、平成26年度から始めました、町の団体が行う婚活イベント等の結婚推進事業に対する補助についても引き続き実施し、結婚活動の推進を図っていきます。
「子育て支援」の関係では、平成26年度に開所した子育て支援センターの一層の充実を図ることにより、子育て世代の皆さんにとって、より良い施設となるような施策を推進していきます。さらに、従来より行なっている18歳以下の医療費無料化、高校通学費補助等についても引き続き実施していきます。
「観光資源を活用したにぎわいのあるまちづくり」では、トレイルラン及びウィスキーフェスティバル、タイムラプスの開催等、各種イベントの実施主体となる町観光協会へイベント開催に係る補助を行ないます。
また、宿場等の歴史的文化遺産の活用として、長久保宿の旧旅籠丸木屋保存整備事業を実施し、長久保宿の名所として活用できるようにしていきます。このほか、開館後10年以上が経過した黒耀石体験ミュージアムの展示室の改修工事を行ないリニューアルを図ります。
「町内の産業を元気にする施策」では、ブランシュたかやまスキー場等に係る予算、ふるさとセンター改修に係る予算等を計上し、長和町振興公社の安定経営を図っていきます。
また、住宅リフォームに係る補助である「住まい快適促進助成事業」、「地域いきいき券事業」を引き続き実施します。また、平成25年度に町の情報発信の一元化を目指してインターネット上でオープンしました「まるごと長和」につきまして、引き続き、サイトの管理運営を行ない、町の観光資源・産業等について全世界に情報発信を行なっていきます。
このほかに、えごま油、ひまわり油の製品化を図るための機器整備として、平成27年度は精油機を購入し、新しい特産品の開発を進めていくほか、農産物生産の加工・販売の一体化や、地域資源を活用した新たな産業の創出を促進する6次産業化への取り組みとして、県の6次産業ネットワーク推進事業を活用した事業も引き続き実施していきます。
「生活弱者にやさしいまちづくり」では、高齢者の皆さんが安心して生活できる施策を実施していきます。社会福祉協議会と連携して実施しています「高齢者サポート事業」、高齢者の居住環境を改善するための「高齢者にやさしい住宅改良促進事業」、「配食サービス事業」等を引き続き実施してきます。
「安心して暮らせる医療体制の充実」、「住みたい、住み続けたい魅力的なまちづくり」の関係では、依田窪病院や依田窪老人保健施設の充実を図るための運営費等に係る負担金、上田地域広域連合及び上田地域定住自立圏構想に係る事業として実施する休日・夜間の医療体制、平日深夜在宅当番医、小児救急センター等に係る経費の負担金を予算計上し、医療体制の充実を図っていきます。
「魅力的なまちづくり」としては、自然エネルギーを活用したまちづくりという観点で、住宅用太陽光発電システム設置に係る補助を引き続き実施していきます。さらに、エコなまちづくりを推進するために、新庁舎敷地内に自動車急速充電器を設置します。
また、災害に強いまちづくりを推進していくために、平成26年度より本格的に自主防災組織づくりを始めましたが、平成27年度も引き続き、住民の方々に自主防災組織を結成していただき、それらの自主防災組織で必要な用品等について、購入及び補助等を行なっていきます。このほかにも災害時に必要となる防災備品の購入等を行ない、災害発生の際に万全な対応ができるよう整備を進めていきます。このほか、土砂災害ハザードマップの印刷・配布等を行ない、災害危険箇所の周知等を図っていきます。
「児童生徒が安心して学習できる教育環境の整備」では、小中学校への町費による講師、心の相談員及びスクールカウンセラー等を配置することにより、児童生徒にきめ細かな教育を行い、地域の宝である子どもたちが健やかに育っていくための環境づくりを整備していきます。また、小学校体育館等の吊天井撤去工事を行ない、児童が安全に学校生活をおくることができる対策を実施します。
以上、平成27年度一般会計当初予算の歳出の中で、私が公約に掲げた10項目の主な事業について述べさせていただきましたが、その他の事務事業に係る予算につきましても、住民サービスの向上に欠くことのできないものでありますので、よろしくお願いいたします。
次に、歳入の主なものについて説明させていただきます。
町税につきましては、前年度より0.3%増の6億9634万4千円を見込みました。町民税については、政府の経済政策により経済状況が好転すると予想されていましたが、昨年4月の消費税率引き上げに伴う景気の低迷等により、増収を見込むことが難しい状況にあるため、前年度と同額を見込みました。
法人税、固定資産税、軽自動車税、たばこ税についても前年度とほぼ同額を見込みました。
地方交付税につきましては、前年度より0.2%減の25億1000万円を見込みました。内訳は、普通交付税が23億6000万円、特別交付税が1億5000万円です。
普通交付税につきましては、前年度より1000万円の減額、率にして0.4%減としました。リーマン・ショック以降、地方の財源確保のための緊急措置として導入された別枠加算が、平成26年度に引き続き縮減されることとなったため減額とさせていただきました。
一方、特別交付税については500万円の増額、率にして3.4%の増としました。これは、特別交付税において財源措置される見込みの事業の増加によるものです。 (※水道特別会計法適化に要する費用、有害鳥獣駆除に要する費用等)
基金繰入金につきましては、「財政調整基金」からの繰入金としまして、前年度より1億5000万円増の3億5000万円、「公共施設整備基金」からの繰入金としまして、前年度より2億5100万円増の3億9400万円、「ふるさと創生基金」からの繰入金を6000万円、自主放送設備改修事業の財源とするための「有線放送施設改善金」からの繰入金2455万2千円を計上させていただきました。
町債は、道路改良関係・消防施設・文化財施設・スキー場施設・ソフト事業等に係る過疎対策事業債を2億540万円見込みました。スキー場施設関連では過疎対策事業債のほかに、公営企業債2200万円も見込んでおります。
「合併特例債」は庁舎建設及び巡回バス購入関係で6億1110万円を見込み、小学校体育館等の吊天井撤去に係る町債として、全国防災事業債2370万円を計上させていただきました。
このほか、地方交付税の振替分として発行される臨時財政対策債を1億6700万円見込んでおります。
○特別会計予算
次に議案第18号 平成27年度長和町国民健康保険特別会計から議案第27号平成27年度長和町和田財産区特別会計予算までの特別会計について、説明させていただきます。
最初に「国民健康保険特別会計」でありますが、当初予算額は前年度と比較して1700万円増額の8億7400万円となっています。
歳入につきましては、国民健康保険税、療養給付費交付金などが減額となっていますが、平成27年度からすべての医療費に拡大される共同事業交付金が、前年度と比較すると大きな増額となっています。
歳出では、療養給付費につきましては一般被保険者に係る療養給付費が増額となっていますが、退職被保険者に係る療養給付費は減額となっています。
また、歳入の共同事業交付金の増額と同様に、平成27年度からすべての医療費に拡大されることに伴い、保険財政共同安定化事業拠出金も大きな増額となっています。
「国民健康保険歯科診療所事業特別会計」におきましては、診療報酬に係る会計でありますが、前年度より100万円の減額となる2100万円の予算額とさせていただきました。
「後期高齢者医療特別会計」につきましては、予算額は8000万となり、前年度より200万円の減額となっております。
歳入においては後期高齢者医療保険料の特別徴収保険料、歳出においては後期高齢者医療後期連合納付金の減が主な増加要因であります。
「介護保険特別会計」につきましては、前年度より5200万円減額の9億2700万円の予算額とさせていただきました。
歳入においては、保険料は増額を見込んでいますが、介護給付費に係る国及び県の負担金、社会保険診療報酬支払基金からの介護給付費交付金、一般会計等からの繰入金が減額となっています。
歳出においては、保険給付費が大きな減額となっています。第6期介護保険事業計画に基づいた予算額ですが、居宅介護サービス給付費、施設介護サービス給付費、特定入所者介護サービス費等の減によるものです。
「同和地区住宅新築資金等貸付特別会計」につきましては、平成27年度予算額は125万円であり、前年度より41万円の減額になっております。
貸付金元利収入の減が減額の主な要因となっております。
「水道特別会計」につきましては、平成27年度予算額は2億6600万円であり、前年度より3000万円の増額となっております。
平成27年度から平成28年度にかけて実施する長門簡易水道改良工事に係る予算を計上したため、歳入においては一般会計からの繰入金、歳出においては関連する工事費が増額となっています。
また、現在の簡易水道事業は公営企業法非適用事業ですが、法適用の企業会計へと移行しなければなりません。このため、平成25年度より準備作業を進めており、平成27年度は、企業会計システムの構築(平成27年度から平成28年度にかけて実施)、企業管理規定の整備を行う地方公営企業法適化支援事業等を実施します。
「特定環境保全公共下水道事業会計」につきましては、平成27年度予算額は4億4700万円であり、前年度より500万円の増額になっております。
平成27年度予算においては、平成28年度から建設を計画しております、し尿処理施設に係る予算を計上させていただいております。
歳出では、施設建設に係る実施設計に係る予算を、歳入においては、青木村のし尿も建設する施設で処理することから、実施設計に係る費用の一部を負担金として見込んでおります。
また、歳出においては、平成26年度に引き続き、長門水処理センターの長寿命化計画に係る予算も計上させていただいております。
「簡易排水施設特別会計」、「観光施設事業特別会計」につきましては、前年度当初予算額とほぼ同額の予算となっております。
以上、一般会計及び特別会計の予算概要を申し上げましたが、平成27年度は合併して10年目を迎える節目の年となります。
今まで培ってきた基礎体力をもとに、これからもなお一層、長和町が長和町として更に輝き続け発展していくための更なるステップの年となるようにしたいと考えております。
平成28年度からの地方交付税の一本算定開始、今後予定されています消費税率の再引上げ等、町が大きな転換期を迎えている情勢を踏まえ、時代の動向を的確に把握しながら、全職員が一丸となって、町行政を推し進めていく必要があります。
住民の皆さんにとって最も身近な存在である町行政が、住民の希望への道筋を示すとともに、安心して暮らせるための役割を果たしていくことが何より必要だと考えます。
そうすることによって、「元気が出る町!!長和町」の実現に一歩一歩、着実の前進していくものと確信しております。

[補正予算概要]

続きまして議案第28号 平成26年度長和町一般会計補正予算(第7号)から議案第38号 平成26年度長和町和田財産区特別会計補正予算(第2号)までの補正予算の主なものについて説明を申し上げます。
今回の補正予算の主なものとしましては、平成26年度の国補正予算に係る事業としまして、「観光・防災Wi-Fi(ワイファイ)ステーション整備事業」を計上させていただきました。 この事業は、災害時等に住民や観光客等がインターネット上で情報収集したり、町を訪れた観光客等に地域の情報を配信できるようにしようとするものです。財源は国庫補助金及び町債を予定しております。
庁舎建設事業の関係では、平成26年度分の事業費がほぼ確定してきましたので、事業費及び財源に係る補正予算を計上させていただきました。これに伴い、継続費の補正もお願いしております。
また、丸木屋保存整備工事ですが、当初の予定は平成26年度と平成27年度の2年間で実施する予定でありましたが、設計業者が昨年11月の長野県北部地震の際の建物被害調査に携わったことにより、設計に遅れが生じてしまったため、平成26年度においては実施設計を行ない、平成27年度において工事を実施するよう計画を変更させていただきました。このため、平成26年度の工事費を全額減額する補正予算を計上させていただきました。
その他の補正予算につきましては、既に完了している事業の清算に伴う計数整理、経常経費等の清算見込みに伴う補正、他会計への繰出金及び基金積立金に係る補正が主なものとなっております。
一般会計全体で、4123万7千円の減額補正をお願いするものであり、補正後の総額は、57億9536万8千円であります。
また、平成27年度へ繰越事業としまして、町営住宅関連の事業であります用地購入事業と住宅建設事業及び有坂武石線道路改良工事・姫木鷹山線道路改良工事の4事業をお願いしております。
議案第29号から議案第37号までの特別会計補正予算につきましては、事業完了に伴う清算及び実績見込みに伴う補正が主な内容であります。
なお、議案第29号 国民健康保険特別会計補正予算につきましては、補正額が約5600万円の減額となっていますが、これは、歳入においては療養給付費交付金、高額医療費共同事業交付金、保険財政共同安定化事業交付金の減額が主なものとなっております。歳出につきましては、療養給付費及び高額療養費の減額が主なものとなっております。
議案第32号 介護保険特別会計補正予算につきましては、約4800万円の増額となっています。これは、介護サービスの実績等に係るもので、歳入においては繰入金、歳出においては保険給付費等の補正予算に計上させていただきました。
議案第34号 水道特別会計補正予算につきましては、約1500万円の減額となっていますが、水道修繕工事、和田簡易水道改良事業に係る用地測量業務の減額が主なものとなっております。 以上補正予算の主なものについて説明をさせていただきました。

[その他の議案説明]

続きまして、議案第39号から議案第42号まで、指定管理者の指定についてでありますが、長和町交流促進センタ-、長和町道の駅直売所、長和町ダッタンそば加工直販施設、長和町資料館「羽田野」の各施設におきまして、この3月末日で指定期間が終了することから、指定管理者の指定を地方自治法に基づきまして承認をお願いするものであります。
議案第43号町道路線の廃止について、及び議案第44号町道路線の認定につきましては、町の道路台帳と現地の違いの修正をするために提案をさせていただきました。
議案第45号 長野県町村公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の増加及び規約の変更についてであります。
この条例改正につきましては、長野県公平委員会に平成27年4月1日から新たに中信地域町村交通災害共済事務組合が加入することと、東北信市町村交通災害共済事務組合の名称変更による条例の改正であります。
最後になりますが、議案第46号 上田地域広域連合ふるさと基金に係る権利の一部を放棄することについてであります。
上田地域広域連合ふるさと基金は、上小地域の一体的発展を目指した事業を展開し、個性的で魅力ある地域づくりを目的として造成され、過去にも権利放棄を経る中で地域貢献のために財政支援等に充てられてまいりました。今回、平成27年度に実施する長野県上小医療圏地域医療再生計画に係る継続事業に充当するために基金を取り崩し充当するものであります。
以上、今議会に上程させていただきました各議案について説明を申し上げてまいりましたが、詳細につきましては委員会審議の際、担当者より説明を申し上げます。
原案をご承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。

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