27年12月定例会・町長提案理由説明

公開日 2015年12月02日

[はじめに]

皆さんおはようございます。
師走を迎えまして、野山の木々も凍える季節となってまいりました。
また、何かと気ぜわしい中ではありますが、本日ここに12月定例会を招集いたしましたところ、(議員全員)のご出席を賜り開催できますことに感謝申し上げます。
 
さて、長和町はこの10月1日に、長門町と和田村が合併し、新しい町として誕生してから10年を迎えました。
町民の皆様をはじめ、議会の皆様など大勢の皆様からお力添えをいただき、合併10年を迎えられましたことにつきまして、謹んで御礼を申しあげます。
この10年を振り返りますと、まず日本では平成の大合併にはじまり、アメリカのサブプライムローンに関わる金融商品の信用失墜からリーマンショックが引き起こされ、世界的な大不況に陥るという経済面での大きな変化があり、また、東日本大震災では地震、津波、そして原発施設倒壊による放射能汚染と、日本のあらゆる災害に対する安全対策を根本的に見直おさなければならない大災害となり、過去に例を見ない激動の10年でありました。
そのような時代背景の中で、「元気が出る町、長和町」を目指し、住民の皆様との対話の重視、そして長和町として一体感の醸成を私の町政運営の柱としてまちづくりを進めてまいりました。
この間、町内のゴミの分別収集、巡回バス運行の統一化、下水道処理施設やケーブルテレビの統合、町道長久保青原線道路改良工事などにより行財政の効率化に取り組むと共に、ながと保育園建設に伴い長門地区わかば保育園、大門保育園の統合、そして人口減少対策として実施をしました町営住宅の建設事業につきましては、平成22年度から5カ年計画で進められ、26年度をもちまして計画どおり入居者数60戸の建設事業が終了いたしました。
そ の他、18歳以下の医療費無料化などによります子育て支援や人口増加施策、また防災無線の活用によります地域防災体制の充実、依田窪病院を中核とした福祉、地域医療の充実など、町民の皆様と共に考え様々な事業に取り組んで参りました。
現在、今年12月の完成を目指しまして、新庁舎の建設が順調に進んでいるところでありますが、来年2月5日にはこの新庁舎の竣工と併せまして改めて合併10周年の記念式典を開催する予定でおります。
本格的な地方分権時代を迎え、昨年成立しました「まち・ひと・しごと創生法」によりまして、「長和町人口ビジョン」と「長和町総合戦略」の策定を進めておりますが、長和町らしさを全面に打ち出した計画を策定し、私の公約である「元気が出る町長和町」の実現に向け、議会の皆様そして町民の皆様と共にまちづくりを展開して参りたいと考えております。

 

[事業実績について ]

さて、「豊かな自然・歴史・文化を引き継ぎ、輝き続ける長和町の創造」を行政運営のテーマとした私の3期目のまちづくりも、2年が経過し任期の後半に入りました。
ここでこの2年間の事業実績につきまして、主な事業の状況を述べさせていただきます。
はじめに、統合保育園(ながと保育園)・子育て支援センターの建設と役場新庁舎の建設についてでありますが、統合保育園につきましてはお陰様をもちまして、昨年建設が終わり開園して1年がたちました。私の執務室からも毎日園児の声が園庭に響き、元気に走り回っている姿が目に入ってまいります。そして、この子ども達の元気な様子を見ておりますと、これからの長和町にも明るい兆しが見られ、それとともに改めて私の町政への責任を感じているところであります。
役場新庁舎の建設につきましては、今月末の竣工、引き渡しに向けまして、工事関係は11月いっぱいで細かな残工事を除きほぼ終了しまして、12月に入ってからは竣工に向けての各部門の検査の工程となっております。
つぎに、私の3期目の公約であります「ながわネクストビジョン(3)」でも特に謳わせていただきました、子どもからお年寄りまで、すべての住民が健やかに生き生きと暮らせる町づくりを目指し、町政への住民参加や協働を進めるための、「住民自治基本条例の制定」についてでありますが、昨年12月に第1回長和町の自治の基本原則等を定める条例検討委員会を開催しまして、その後条例のたたき台としての「素々案」をもとに委員会で検討し、また町内4自治会で説明会を開催する中で町民の皆様にも様々な意見をいただいてまいりました。これらのご意見、委員会での検討を踏まえまして、私の任期中の条例制定に向けて事業を進めてまいりたいと考えております。
また、TPP交渉が大筋合意となりまして、大きく影響のある農業でありますが、その中でも酪農については乳製品の関税引き下げが決まり、厳しい結果が現実となった訳でありますが、そのような状況の中、現在進められております長門牧場でのメガソーラー事業は安定した牧場経営の経営環境が改善され、観光牧場としての新たな事業展開も期待されるものであります。
ここ数年、主体事業であるブランシュたかやまスキー場が、スキー人口の減少や経済情勢、また自然災害も含めた度重なるアクシデント等の原因によりまして、経営が悪化しておりました振興公社につきましては役員体制が一新され1年が経過しました。
この1年で、経営体質の改善、職員の意識改革などが進み、職場の雰囲気もだいぶ明るくなってきたのではないかと感じているところであります。
今後も新たな事業展開、計画的な健全経営を目標としまして、指定管理として公社が受託しております各施設の管理運営に、役員はじめ職員が一丸となって臨んでいかなければならないと思っております。
ブランシュたかやまスキー場、また両温泉施設、和紙の里ふるさとセンター、各施設とも町の基幹産業の一つであり、また町民皆さんの憩いの場所でもあります。議員各位は基より町民の皆様にも今まで以上のご利用をお願いするところであります。
教育関係では、中学校統合問題について、今年3月議会におきまして、中学校統合問題検討協議会の「中学校では一定の集団規模が確保されることが望ましいという結論から統合すべきである」という答申をいただきまして、先に実施しましたアンケート調査の結果、またそれぞれのご意見等を総合的に判断する中で、中学校の統合を決断いたしました。
現在、平成29年、再来年4月の統合に向けまして50名の委員からなる準備委員会を設け、準備を進めているところであります。
この準備委員会では、総務部会、通学安全部会、PTA部会、コミュニティスクール部会、学校運営部会の5つの部会で、各部会ごとの問題、課題等につきまして検討をしていただいておりまして、あらゆる面におきまして、極力スムーズに統合ができますようそれぞれご努力をいただいているところであります。
国際交流、姉妹都市提携の推進につきましては、イギリスの「セインズベリー日本藝術研究所」と「黒耀石体験ミュージアム」の学術協定締結をきっかけとしまして、イギリスBreckland(ブレックランド)地域との姉妹都市協定及び、子ども達を中心とした国際交流事業を実施するべく、実行委員会を設け準備また、事業を実施しております。
今年夏にはセットフォードヒストリークラブの高校生の皆さんが来日をしまして、実行委員会の教育交流専門部会の皆さんが中心となり、様々な趣向を凝らしたおもてなし、交流をする中で、日本を、長和町を十分満喫していただいたのではないかと思っているところであります。
今後の予定では、来年夏にこちらから中学生を中心に渡英し、はじめての交流事業を実施したいと考えております。

以上私の3期目、この2年を振り返りまして主な事業について述べさせていただきました。

[条例案件について ]

それでは今議会に提案をいたしました議案について説明をさせていただきます。
議案第86号 長和町の役場の位置を定める条例等の一部を改正する条例であります。これにつきましては、新庁舎建設に伴い役場庁舎が移転しますので移転先の新しい住所に改正するものであります
つづきまして、議案第87号 長和町長門牧場振興基金条例を廃止する条例の制定についてであります。この条例は長門牧場における経営安定資金貸付事業に係る基金条例でありまして、ご存じのとおり長門牧場太陽光発電事業に伴い、安定した地代収入を見込めることからこの条例を廃止するものであります。
議案第88号 長和町税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。内容につきましては、行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴い、税に関する箇所について所要の改正をするものであります。
次に、議案第89号 長和町消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についてであります。この条例改正につきましては、平成24年に成立しました被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の主要部分が、平成27年10月に施行されたことに伴いまして、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令が改正されたため、所要の改正を行うものであります。
議案第90号 長和町農業委員会の委員の定数条例の制定についてであります。平成27年9月4日に公布されました農業委員会等に関する法律の一部改正によりまして、農業委員の選挙制が廃止され、議会の同意を得て市町村長による任命制へと改正されました。これに伴います農業委員会委員の定数条例の改正であります。
つづきまして、議案第91号 長和町農地利用最適化推進委員の定数条例の制定についてであります。この条例の制定につきましても、議案第90号と同様で、農業委員会等に関する法律の一部改正による条例の制定でありまして、担い手への農地の利用集積や、耕作放棄地の発生防止及び解消等の、地域における現場活動を行うため、新たに設置される農地利用最適化推進委員の定数を定めるものであります。
議案第92号 長和町介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてであります。この条例の改正につきましても、行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴い、保険料の徴収猶予及び減免については、氏名及び住所に加え、当該被保険者などの所得もしくは課税状況を把握する必要があることから、法第2条第5項に規定する個人番号の記載を求めなければならないため条例の改正をするものであります。
最後に議案第93号 長和町行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の制定についてであります。この条例は、平成27年10月5日施行の行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律において、同法第9条第2項におきまして、「条例で定める業務の処理に関して、特定個人情報を利用すること」と謳われているため、この条例を制定するものであります。

[補正予算について]

つづきまして、本定例会に提案させていただきました補正予算関係の議案について、順次ご説明申し上げます。
本定例会に提案させていただきました補正予算関係の議案は、
・議案第94号 平成27年度 長和町一般会計補正予算(第3号)
・議案第95号 平成27年度 長和町国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第2号) 
・議案第96号 平成27年度 長和町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
・議案第97号 平成27年度 長和町介護保険特別会計補正予算(第2号)
・議案第98号 平成27年度 長和町水道特別会計補正予算(第3号)
・議案第99号 平成27年度 長和町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)
の6議案であります。
 
最初に、議案第94号、平成27年度一般会計補正予算(第3号)につきまして主なものについて説明させていただきます。
歳出の関係では、総務費におきまして、新庁舎関連の経費として、来年2月15日に行ないます新庁舎の開庁式に係る経費、新庁舎開庁に伴う役場和田支所・長久保支所の看板改修工事費等、当初予算時は科目計上のみとさせていただいておりました新庁舎に係る光熱水費等を計上させていただきました。
また、地域おこし協力隊の活動費に係る費用、情報関連では不正アクセス等に対するセキュリティ対策に係る費用を計上させていただいたほか、財政調整基金への積立金等を計上させていただきました。
民生費におきましては、福祉医療費、障害者自立支援給付費、地域生活支援事業、児童福祉給付費等の給付見込額に係る内容、老人福祉センター及び町民センター集会ホールの建築物定期検査の指摘事項に対する修繕費等に係る指定管理料の補正等を計上させていただきました。
衛生費におきましては、インフルエンザワクチン接種内容の変更に伴う費用、水道特別会計の簡易水道事業法適化に伴う財政措置の変更に伴う水道特別会計への繰出金に係る補正等を計上させていただきました。
農林水産業費におきましては、農業費関係で、中山間地域直接支払交付金、多面的機能支払交付金の額の確定に伴う補正、耕地改良工事に係る費用を計上させていただきました。
また、林業費関係では、2次分の事業費確定に伴う松くい虫防除対策に係る経費、鹿等の捕獲に係る有害鳥獣駆除対策協議会補助金に係る経費を計上させていただきました。
商工費におきましては、まち・ひと・しごと創生事業に係る補正予算として、茅野市を中心に、長和町を含め全7市町村で、ビーナスラインを基軸とした広域観光事業に取り組む協議会を設立するための負担金に係る費用等を計上させていただきました。この事業の財源としては、全額、国からの補助金であります地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を充当しております。
土木費におきましては、道路修繕工事に係る費用等を、教育費におきましては、小中学校の非常食、子ども国際交流事業等補助金、長門町民体育館シャッター修繕に係る費用等を計上させていただきました。
次に歳入につきまして、主な内容を説明させていただきます。
最初に地方交付税でありますが、普通交付税につきましては、平成27年度の普通交付税額の決定に伴う補正、特別交付税につきましては、算定項目となっております、地域おこし協力隊及び簡易水道事業法適化関係経費の変更に伴う補正を計上させていただきました。
また、繰入金におきましては、財政調整基金繰入金につきまして、繰入金予算額を全額減額する補正を計上させていただきました。
以上、一般会計全体で、1億2011万6千円の増額補正をお願いするものであり、補正後の予算総額は、65億7806万9千円であります。
続きまして、議案第95号 平成27年度長和町国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第2号)から議案第99号 平成27年度長和町特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)までの特別会計補正予算についてご説明申し上げます。
国民健康保険特別会計、介護保険特別会計につきましては、それぞれ、歳入については、保険税及び保険料の収入見込に係る補正、 歳出におきましては、平成27年度の給付見込み及び平成26年度の給付費確定に伴う返還金に係る補正を計上させていただきました。
後期高齢者医療特別会計につきましては、後期高齢者医療広域連合への納付金と、これに係る一般会計からの繰入金の補正を計上させていただきました。
水道特別会計につきましては、簡易水道事業法適化に係る財政措置の変更に伴う一般会計繰入金及び町債、また、歳出においては、施設電気料の補正を計上させていただきました。
特定環境保全公共下水道事業特別会計につきましては、平成28年度と平成29年度の2年間で事業実施を予定しております、し尿処理施設建設に係る設計関係の委託料及び青木村からの負担金や消費税に係る補正を計上させていただきました。
以上が本定例会に提案させていただきました補正予算関係であります。

[過疎地域自立促進計画について ]

つづきまして、議案第100号 長和町過疎地域自立促進計画の変更について説明をさせていただきます。
現在の過疎地域自立促進計画につきましては、その期限が平成27年度までとされておりましたが、その期限が平成32年度まで延長されることになりましたので、この延長により変更しました計画につきまして、改めて議会の承認を得るものであります。

[委員の選任について ]

最後になりますが議案第101号 教育委員会の委員の任命につき同意を求めることについてであります。
教育委員の任期は4年でありますが、今回この12月2日で任期満了となる委員の再任につきまして、同意をお願いするものであります。
以上、本定例会に上程させていただきました各議案について説明を申し上げてまいりましたが、詳細につきましては委員会審議の際、担当者より説明を申し上げます。
原案をご承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。

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