28年9月定例会・町長提案理由説明

公開日 2016年09月02日

【はじめに】

皆さんおはようございます。
水田の稲穂もだいぶ黄色く色変わりし始めてきており、まもなく収穫の時期を迎えることになります。
本日はここに9月定例議会を招集いたしましたところ、たいへんお忙しい中、それぞれ議員各位のご出席を賜り、開会できますことに厚く御礼を申し上げます。

【8月18日豪雨災害】
まず、はじめに、去る8月18日の午後に発生した豪雨災害につきましては、町内各所に被害をもたらしました。住宅等被災された皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
今回は3地区について「避難勧告」を発令させていただき、避難された方は、3ヶ所合計で25世帯、64名の皆様でした。家屋の関係では、現在把握しているところで、床上浸水が3件、床下浸水が11件ということで、幸い人的な被害は免れることが出来ました。また、道路関係では18ヶ所、河川関係で7ヶ所、耕地関係で14ヶ所、林道関係で19ヶ所の災害のほか、農作物の被害も若干ありました。地域の皆様には自主的にご対応・ご出労いただき、たいへんご支援・ご協力をいただきました。厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
今回の災害にあたりまして、急激な気象変化と時間雨量の激しさにより、初期段階から対応しなければならない個所が非常に多く対応に追われました。それだけに反省すべき点も多々あると思っております。防災計画等の中身や応急対応の職員体制を再度検証し、それが次に少しでも活かせるよう一つ一つ進めてまいりたいと考えております。

【真田丸】
さて、NHK大河ドラマ「真田丸」に関してですが、毎週日曜日の放映、毎回楽しみにテレビを見ております。
過日うれしい連絡が入りました。毎回の放送の最後に流れる1分間ほどの「真田丸紀行」ですが、いろいろな「ご当地」ゆかりの場所などが紹介されているわけですが、10月頃に「おすえさん」の関係で、長和町町内の様子が放送されることになりました。9月中に撮影をする予定となっているとのことですが、放送日が確定しましたらまたお知らせいたしますので、是非ご覧いただきたいと思います。

【国際交流】
次に新聞報道では何回も取り扱っていただきました、イギリスのセットフォードとの国際交流でありますが、本年度、「青少年黒耀石大使」ということで、5年目にして初めて長和町の子供たちをイギリスへ派遣することが出来ました。当初この小さな町で、はたしてどれくらいの希望者がいるのかと心配もありましたが、14名もの中学生・高校生に応募をいただきました。全員の皆さんがとてもしっかりした気持ちや考え、行動力を持ちながら、見事に当初の目的を達成してくれたものと思っております。

【リオ・オリンピック】
また、海外での出来事としまして、8月22日に閉幕しました「リオ・オリンピック」は、17日間にわたり数々の熱戦を繰り広げ、日本人選手もたいへんな活躍をみせ、多くの人々に感動を与えました。その中でも特に長野県出身の3選手が、バドミントン、陸上の競歩、シンクロナイズドスイミング、それぞれの競技においてメダルを獲得したことは、たいへんうれしい結果でありました。県も「スポーツ特別栄誉賞」を贈るようですが、4年後の東京オリンピックに向け、さらにスポーツ振興が図られることを期待するところであります。

【町の財政運営・財政指標について】
それでは、平成27年度決算における、町の財政指標について説明させていただきます。
はじめに、「経常収支比率」ですが、27年度では79.0%となり、前年度が80.8%でしたので、1.8ポイント減少したことになります。
次に、財政の健全化を判断する指標のうち、「実質公債費比率」と「将来負担比率」についてであります。
まず「実質公債費比率」ですが、今回は9.0%となり、前年度の9.3%から0.3ポイント減少しました。 また、「将来負担比率」ですが、21.1%となり、前年度の8.1%から13.0ポイント上昇しました。
「実質公債費比率」、「将来負担比率」ともに、基準を下回っており、平成27年度決算における財政健全化の状況は、全て健全な状況であると言えます。なお、健全化判断比率及び資金不足比率につきましては、本議会に報告案件として提出させていただいております。のちほど、担当課長より説明をさせます。

【平成27年度事業実績等】
続きまして、今議会は、平成27年度決算について認定をいただく議会でもありますが、27年度の各事業の実績をもとに、所信の一旦を述べさせていただきたいと存じます。
まず、総務課に関係する部分ですが、
はじめに職員体制ですが、地方公務員給与実態調査における平成28年4月1日現在の職員数は93名であります。昨年度の97名から4人減少し、引き続き職員人件費の抑制に取り組んでおります。
公共交通機関の確保という面では、巡回バス、スクールバス、保育園バスなどの運行におよそ1億円をかけ、特に子供たちや高齢者の皆さんの移動手段の確保に努めております。
危機管理の関係では、「自主防災組織」の組織づくりの取り組みを26年度からはじめ、現在5つの地区で組織を立ち上げていただいております。あわせて、「住民主導型警戒避難体制」づくりにつきましても、「自主防災組織」が出来た地区などを中心に推進しております。いずれにしましても、それぞれの地域の皆さんからご理解をいただかなければならない事業ですが、今後も積極的に推進してまいりたいと思います。
町税の関係でありますが、27年度の税収額は7億500万円ほどで、一般会計歳入のちょうど1割の構成比になっております。また、収納率の点では、全体で96.6%と前年度より0.5ポイント、アップしております。

次に、企画財政課に関係する部分ですが、
町の平成27年度一般会計の決算額はおよそ70億円くらいの財政規模となっています。基金の状況としましては、27年度では「財政調整基金」をはじめ全体で4億円ほどを積み立てる一方、大事業であった新庁舎建設関係やスキー場運営関連で約6億円を基金から取崩し、差引では、前年より1億6500万円ほどの減となりました。一般会計分の基金総額は、およそ51億円となっております。
そのほか、企画財政課関係では、「住民自治基本条例」の制定や地方創生「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の事業推進などに引き続き取り組んでおります。これらの事業は、町民の皆さんからのご意見やご参加等をいただきながら進めていかなければならない事業です。今後も町の活性化や人口減少への歯止めにつながるよう、また町と住民と議会等が一体となって進められるよう努めてまいりたいと思います。

次に、情報広報課に関係する部分ですが、
情報社会において、昨今、国の機関でも「標的型攻撃メール」による情報漏洩(ろうえい)事象が多発していますが、新たなセキュリティ体制をも整備していかなければならない事態を迎えています。
また、観光用と防災用を兼ねたWi-Fi(ワイファイ)ステーション 7ヶ所を設置し、災害等での停電時にもインターネットで情報交換が出来る状態を確保し、迅速かつ的確な災害対応の体制を整備しました。
ケーブルテレビ事業につきましては、平成28年度より、部分的に長和町振興公社への委託を開始しました。今後の安定的な運営を考える上では、民間事業者等への全面的な委託も含め、方向を見定めていく時期にさしかかっているのではと考えております。

次に、町民福祉課に関係する部分ですが、
個人番号法の施行に伴い、「マイナンバーカード」の交付が開始され、当町での交付状況は、8月末で、210件を超えております。今後も安全確実な交付に向けて細心の注意を払うと同時に、カードの紛失など含め情報が漏洩(ろうえい)してしまうことがないよう利用者等に周知していく必要もあります。

次に、こども・健康推進課に関係する部分ですが、
この課につきましては、事務事業の統廃合を伴いながら、子育て支援をより強くより安定的に推し進めていくため、健康づくりの面とあわせ統一した窓口体制とし、切れ目のない支援、町の子育て環境のさらなる充実を図るため、今年の4月から新しい課として設置しました。
統合した「ながと保育園」につきましては、木の温もりが感じられる保育園として建築から2年目を迎え、27年度末では、119名の園児が元気に園生活を過ごしています。今年度、旧長門庁舎取り壊し後は、園の庭、プール、駐車場、遊具などを整備していく計画となっています。
また、子育て支援センターについても、ながと保育園に併設しているわけですが、相談件数の実績延165件、一日平均の利用者は、保護者12.8人、子ども16.6人、前年度と比較しましても大きな伸びとなっています。

次に、産業振興課に関係する部分ですが、
町の特産品として力を入れておりますダッタンそばにつきましては、信濃霧山ダッタンそば組合の皆さん方のご努力もあり着々と順調にその生産規模を拡大し、27年度では37ヘクタールに作付けをしまして約40トンの収穫であったとのことです。町による「加工直販施設」と組合法人が6次産業化総合事業の中で整備した「レストラン営業」とあわせ、ダッタンソバ事業の拠点として整備が出来ました。
商工観光関係では、この7月に第6回目を終えた「美ヶ原トレイルラン」では、1,400名ほどの参加者がありました。また、先週末に開催されました「ウイスキー&ビア キャンプ」は、今年で同じく6回目を迎え、およそ1000人の参加をいただき、盛大に開催することが出来ました。今後も各方面と連携・協力し合いながら、イベント事業を盛り上げていきたいと思います。

次に、建設水道課に関係する部分ですが、
長和町の町道は全部で693路線あります。27年度では、国の補助交付金を伴う「社会資本整備総合事業」により、繰越事業を含め、道路改良や橋の修繕工事、除雪機購入など8つの事業を実施したほか、町単独工事でも、道路舗装修繕や水路改修工事等を順次進めております。しかし、過日の災害で被災した箇所を含め、まだまだ、整備する必要がある道路、橋梁、水路・河川等が多くありますので、順次計画的に整備を図ってまいりたいと思考えております。

次に、教育課に関係する部分ですが、
中学校の統合につきましては、29年4月と決定され、それまでの間、統合に向け、様々な事業や環境の整備を行っていくことで、現在計画的に進めております。スムーズな統合が出来るよう万全を期していきたいと思っております。
文化財関係では、黒耀石関係で、今年の青少年黒耀石大使派遣の中で、「姉妹遺跡協定」の締結に至りました。今後はさらに黒耀石関係の「史跡整備基本計画」に基づき事業を進めていきたいと考えております。また、中山道の宿場や街道の保存の関係におきましても、「中山道保存管理計画」等に基づき事業を進めていきたいと考えております。

以上、平成27年度における各課の実施事業の実績をもとに、述べさせていただきました。
それでは次に、今議会に提案をさせていただきました条例改正案1件、補正予算案10件につきまして、順次説明させていただきます。

【条例案件】
最初に、条例に係わる案件でありますが、
議案第75号 「長和町福祉医療給付に関する条例の一部を改正する条例」につきましてご説明申し上げます。
この条例改正につきましては、国の「児童扶養手当施行令」の一部改正に伴いまして、「長和町福祉医療給付に関する条例」の関係する部分について改正をお願いするものであります。

【補正予算】
次に、補正予算関係の議案について順次ご説明申し上げます。
最初に議案第76号「平成28年度一般会計補正予算(第2号)ですが、
歳出科目のうち総務費におきましては、国際交流基金積立てに係る補正を計上させていただきました。これは、歳入の補正にもありますが、国際交流の推進を目的として、ご寄附いただいた寄附金を基金に積み立てるものであります。この他、情報管理費関係で、システム保守に係る経費、マイナンバーに関連する安全管理対応に係る経費等を計上させていただきました。
衛生費では、予防接種法の改正により、この10月から1歳未満児のB型肝炎ワクチンが定期接種化されたため、これに係る費用を計上させていただきました。
農林水産業費では、遊休農地の利用状況及び遊休農地所有者の意向調査に係る経費、県の農村活力創出支援事業を活用して購入する食品乾燥機に係る経費等を計上させていただきました。この他、松くい虫防除及び有害鳥獣駆除対策に係る補正も計上させていただいております。
商工費では、やすらぎの湯の浴槽照明交換に係る経費等を、土木費では、橋梁点検に係る経費等を、消防費では、消防団の分団の纏(まとい)購入に係る経費等を、教育費では、歴史的景観形成補助に係る経費等を計上させていただいております。また、この4月の人事異動に伴う人件費の補正も計上させていただきました。
今回の補正予算で災害復旧費を計上させていただきましたが、これは、8月2日の大雨により被災した箇所の災害復旧に係る補正であります。8月18日の豪雨災害関連につきましては、議会最終日に追加補正予算として提出させていただく予定となっていますのでよろしくお願いいたします。
次に歳入の主な内容を説明させていただきます。
歳出の補正予算で計上させていただきました各事業の財源に係る補正が主なものとなっております。そのほか、国庫補助金では、当初予算で計上させていただきました地方創生交付金を全額減額する補正を計上させていただきました。当初予算編成時には未確定の部分が多かった地方創生交付金が、新年度に入り、概要が明らかになってくる中で、当初予算で交付金を充当した事業を交付金対象事業とすることが難しくなってきたため、今回の補正で減額させていただきました。
また、有機性廃棄物リサイクル推進施設でありますが、し尿処理施設建設について国庫補助金が減額となったことから、これに係る補正を計上させていただきました。国庫補助金の減額については、町債の増額により対応していく予定であるため、これに係る町債の補正も計上させていただいております。
ながと保育園環境整備工事の一環である防火水槽建設工事につきまして、緊急防災・減災事業債を充当して事業を実施していく予定となりましたので、これに係る町債の補正を計上させていただいております。
また、平成27年度決算に伴う繰越金に係る補正も計上させていただきました。
以上、一般会計全体で、1億4,478万4千円の増額補正をお願いするものであります。

続きまして、議案第77号 「平成28年度長和町国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第1号)」から議案第85号 「平成28年度長和町和田財産区特別会計補正予算(第1号)」までの特別会計補正予算についてご説明申し上げます。
これら特別会計の補正予算につきましては、平成27年度決算に伴う繰越金及び人件費の補正が主なものとなっております。
そのほか主のものとしましては、国民健康保険特別会計では、平成30年度から始まる国民健康保険の広域化の準備に係る補正を計上させていただきました。
介護保険特別会計では、繰越金の減額に伴い介護保険支払準備基金からの繰入金を増額する補正等を計上させていただきました。
特定環境保全公共下水道事業特別会計では、起債元利償還金に係る一般会計からの繰入金に係る補正、また、資本費平準化債を減額する補正を計上させていただきました。これは、本年度から資本費平準化債の起債額の算定方法が変更となったことによるためです。
観光施設事業特別会計では、別荘地関連の委員会設置に係る補正、本年1月に発生しました、美し松の雨氷害の倒木処理等に係る補正を計上させていただいております。
和田財産区特別会計では、歳出で森林造成事業負担金に係る補正を、歳入では財政調整基金取崩しに係る補正を計上させていただきました。
以上、本定例会に提案させていただきました議案について概要を説明させていただきました。詳細につきましてはご審議の際、それぞれ担当者より説明を申し上げますので、原案をご承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。

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