平成29年3月議会提案理由の説明

平成29年3月定例議会 町長提案説明

【はじめに】
皆さんおはようございます。
冬の厳しい寒さの一番の峠も越え、ようやく3月に入りました。「三寒四温」という言葉もありますが、昔に比べますとその寒さと暖かさの繰り返しも、徐々にではなく、非常に極端な変化の中で季節が変わっていくなあと感じております。ともあれ一日も早く、花の咲きほころぶ、まさに春と言える時期が待ち遠しいところであります。
新庁舎での業務を開始しましてから、ちょうど1年が経ちました。
本日ここに3月定例議会を招集いたしましたところ、何かとお忙しい中、それぞれ議員各位のご出席を賜り、開会できますことに厚く御礼を申し上げます。

【国内外の情勢】
さて、国内外の情勢に目を向けてみますと、昨年6月、イギリスでは、国民投票の結果「EU」からの離脱派が勝利し、本年1月20日にはアメリカでいよいよトランプ政権が発足しました。また、4月には、フランス大統領選と韓国大統領選が、9月にはドイツの議会選挙が行われる予定とのことであります。さらに、マレーシアにおける北朝鮮の「国家テロによる殺害」と報道される事件は、一触即発的な緊迫した状況をもたらしています。これら日本の外交や経済に大きくかかわる海外の動きは、そのまま、日本に住む私たちの生活にも少なからず影響を及ぼすものと考えており、注視していく必要があると思っております。
一方、国内情勢ですが、東京都の「豊洲市場」問題が相変わらず続いていますが、法律に基づく強い調査権限を持つ「百条委員会」の設置が決められ、この3月中旬にも関係者の証人喚問が予定されるとのことであります。また、最近毎日のように報道されています「森友学園」への国有地の売却問題では、会計検査院も乗り出すなどの事態になり、これからの推移いかんでは、国の財務省はじめ安倍政権などにとって非常に大きな問題となる様相を呈してきています。海外の情勢同様大きな問題が国内にも山積していますので、こちらも推移を見守って行く必要があると思っております。
話は変わりますが、このあとも、予算の説明の中などで出てきますが、国と地方が一体となって取り組んでおります「地方創生」の推進の中では、「人口減少対策」ということで様々な取組が展開されているわけでありますが、最近の人口移動の状況を耳にしましても、結局は地方から東京圏への人口の大きな流入を止められる状況には結びついていません。地方創生の実現に向けさらに取組を加速させるためにも、県町村会・全国町村会等を通じ、国に対し、その役割を十分果たされるよう今後も働きかけをしていきたいと考えております。
以上、諸情勢について述べさせていただきました。

さて、平成29年度には、私の公約の第一に揚げておりました、町の「住民自治基本条例」がいよいよ施行されます。この条例の趣旨に沿いながら、時代の動向を的確に把握し、全職員が一丸となって、町行政を推し進めて行く必要があります。
住民の皆さんにとって、町行政が最も身近な存在と感じていただけるよう努めて行くとともに、住民の希望への道筋を示し、安心して暮らせるための役割を果たしていくことが何より大切だと考えております。
そうすることによって、「元気が出る町!!長和町」の実現をさらに前進させて行くことにつながるものと確信しております。
私の3期目の任期も残すところ1年を切りました。残された期間の中でも、それぞれの公約の項目一つ一つを点検しながら、さらに進展させながら、成果として確実なものとして行きたいと考えておりますが、議案説明をする中でも、所信の一端を述べさせていただきたいと存じます。
それでは、今議会に提案をさせていただきました、条例案件11件、平成29年度予算案11件、平成28年度の補正予算案10件、そのほか、 町道認定関係などにつきまして、順次説明させていただきます。

【議案・条例関係】
はじめに議案第1号「長和町職員定数条例の一部を改正する条例」の制定についてであります。この改正につきましては、平成28年度4月1日付けの機構改革により、「こども・健康推進課」の関係で、町長部局と教育委員会部局との定数異動があり、本来ですと昨年改正すべきでありましたが、改正手続きが遅れまして申しわけありません。

次に、議案第2号「長和町職員の勤務時間及び休暇等に関する条例及び長和町職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例」の制定についてでありますが、働きながらの育児や介護がしやすい環境整備のため、国家公務員に係わる規定が改正されたことに伴い、町条例の関係する部分の規定を改正するものであります。

次に、議案第3号「長和町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例」の制定についてでありますが、次の議案としてあります職員旅費の見直しに関連し、非常勤の特別職についても改正をお願いをするものであります。

議案第4号「長和町職員の旅費に関する条例の一部を改正する条例」の制定についてでありますが、合併当時から、旅費日当の一部を凍結してきた経過がありますが、今回この凍結措置の繰り返しをやめ、同内容を条例改正ということでお願いするものであります。

次に、議案第5号「長和町税条例の一部を改正する条例」の制定についてでありますが、消費税の税率引き上げが、平成31年10月1日まで延期されたことにより、所要の見直しがあり、町民税や軽自動車税等の改正が主となります。また、国税の猶予制度の見直しに伴い申請手続き等の規定を整備するものであります。

次に、議案第7号「長和町国民健康保険税条例の全部を改正する条例」の制定についてでありますが、町の「国民健康保険運営協議会」からの答申を受け、条例にある税率、金額等を変更するものであり、改正範囲が広範囲となるため、「全部改正」ということでお願いをするものであります。

次に、議案第8号「長和町二次予防事業利用条例を廃止する条例」の制定についてでありますが、別途、町の「介護予防事業・地域支援事業運営要綱」が制定され、その要綱により実施できる事業範囲となりましたので、今回条例の廃止をお願いするものであります。

次に、議案第9号「長和町立小・中学校条例の一部を改正する条例」、議案第10号「長和町教育支援委員会条例の一部を改正する条例」、議案第11号「長和町立小・中学校施設の開放に関する条例の一部を改正する条例」の制定についてであります。この3つの条例の改正につきましては、いずれも、和田中学校の閉校に伴う関係規定を改正する内容であります。

次に、議案第12号「長和町山村再生プロジェクト拠点施設条例」の制定についてでありますが、旧大門保育園を山村再生プロジェクトの拠点施設として有効活用するための条例整備であります。

【予算編成方針】
次に予算関係の説明に入りますが、はじめに、平成29年度予算編成の基本方針を述べさせていただきます。
国の平成29年度予算につきましては、経済の再生を最優先課題と位置付け、「一億総活躍社会」の実現を目指すために、「三本の矢」を強化した「新・三本の矢」を推進することにより、成長と分配の好循環の実現を目指すということを予算編成の基本的な考え方としています。
また、経済・財政一体改革の推進については、引き続き、600兆円経済の実現と平成32年度の財政健全化目標の達成という双方の実現を目指しており、これまでの歳出改革の取り組みを一層強化していくこととしています。さらに、地方財政対策につきましては、地方が「一億総活躍社会」の実現や地方創生、公共施設等の適正管理に取り組みつつ、地方の一般財源総額が平成28年度と同水準となるよう地方財政対策が講じられています。地方創生関連につきましても「まち・ひと・しごと創生事業費」を前年度と同額の1兆円を計上することとしています。歳出全般にわたり、聖域なき徹底した見直しを推進することとしており、地方においても、国の取組と基調を合せ徹底した見直しを図ることとされています。なお、、地方交付税については、前年度と比較すると2.2%の減となっており、平成29年度も地方においては厳しい財政運営を迫られることが予想されます。
このような状況の中で、町の平成29年度予算は、私の公約であります「Nagawa Next VisionⅢ」に掲げた10項目の重点施策に関する各種事務事業の総仕上げの年となります。また、地方創生関連の事業につきましては、「長和町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲げられた内容の中で、予算化が可能な事業は予算計上を行ない、事業を具体化いたしました。関連する事業について迅速かつ適切な対応を図りながら進めてまいりたいと考えております。

【予算全体の概要】
平成29年度の当初予算額は、一般会計が60億2千万円、特別会計8会計の合計が25億4508万円となり、総額では85億6508万円となっております。平成28年度と比較しますと一般会計では、2億9000万円の増額、率にして5.1%の増となりました。また、特別会計の合計では、 4億123万円の減額、率にして13.6%の減となっております。特別会計予算額が大きな減額となった理由につきましては、水道特別会計が上水道事業へと移行したことによるものです。
【一般会計予算】
それではまず、議案第13号「平成29年度長和町一般会計予算について主な内容をご説明いたします。

まず、私の公約に掲げた事項に係る予算としまして、最初に「住民基本自治条例の制定」につきましては、この4月1日から施行されますが、平成29年度におきましては、住民自治基本条例を町の皆様にさらに浸透させていく施策を実施していく予定でおります。
また、「人口の減少に歯止めをかける施策」につきましては、地方創生関連事業として、空き家の有効利用を図るために「空き家活用移住促進事業」や「婚活」活動の推進に係る予算等を計上させていただきました。

「子育て支援」の関係では、子育て支援センターの運営に関して引き続き充実を図って行くほか、平成28年度に購入しましたJRバス関東の官舎用地を子育て支援センター広場として整備する予算を計上し、子育て支援の環境整備を図ります。

また、地方創生事業に関連づけ、小学校及び中学校入学時に支援金を給付する「子育て応援給付金」に係る予算を新しく計上させていただき、子育て世代の負担軽減を図ることにより、子育て支援の一層の充実を進めてまいります。さらに、従来から行なっております18歳以下の医療費無料化、高等学校通学費補助等についても引き続き実施していきます。

商工観光の面につきましては、「観光資源を活用したまちづくり」として、トレイルラン及びウィスキーフェスティバル、タイムプラス、ナビカフェの開催等、各種イベントの実施主体となる町観光協会へ、開催に係る補助を行ないます。
また、ブランシュたかやまスキー場関連予算を計上し、「自然・温泉・スキー場を活かした観光の推進」を図ってまいります。
さらに、「町内の産業を元気にする施策」としまして、「地域資源を活かした農業の創出事業」、「ワイン産業プロジェクト事業」、「『稼ぐ農業』の展開事業」について、「地方創生推進交付金」等を活用して実施してまいります。
この他にも、地方創生関連としまして、平成28年度に設置しました「キャンペーン隊」及び「特産品開発チーム」に係る予算を引き続き計上し、町の特産品に係る振興施策を推し進めてまいります。さらに、同じく地方創生関連事業として、「東京農大と連携した特産品開発事業」、「特産品サテライトブース事業」、「訪日外国人誘客事業」等に係る予算も計上させていただきました。

黒耀石の関係では、平成28年度より、「史跡 星糞峠黒耀石原産地遺跡整備事業に着手しておりますが、平成29年度も引き続き関連事業を実施し、黒耀石によるまちづくりも推進してまいります。

「生活弱者にやさしいまちづくり」という面では、高齢者の皆さんが安心して生活できる施策を実施していきます。社会福祉協議会と連携して実施している「支え合いサポート事業」、高齢者の居住環境を改善するための「高齢者にやさしい住宅改良促進事業」、「配食サービス事業」等を引き続き実施してまいります。また、障がいを持つ方々の町内の温泉入館料の割引きを行う「温泉入館料割引事業」を平成29年度より新たに実施し、福祉の充実を図ってまいります。

「安心して暮らせる医療体制の充実」、「住みたい、住み続けたい魅力的なまちづくり」の関係では、平成29年度において、和田診療所及び歯科診療所を旧和田庁舎に移転する予算を計上させていただき、医療施設の整備を進めてまいりたいと考えております。
また、依田窪病院や依田窪老人保健施設の充実を図るための運営等に係わる負担金、上田地域広域連合及び上田地域定住自立圏構想に係わる事業として実施する休日・夜間の医療体制、平日深夜在宅当番医、小児救急センター等に係る経費の負担金等を予算計上し、医療体制のさらなる充実を図ってまいります。

「行政サービスの充実と行政改革の推進」では、新庁舎が開庁して約1年が経過しますが、住民の皆さんに対してさらに充実した行政サービスを提供してまいりたいと考えております。
また、人事評価制度につきましては、平成28年度から人事評価システムを導入し、運用を始めております。平成29年度もシステム関連の予算を計上し、人事評価制度が職員の資質の向上等につながるよう努めてまいりたいと考えております。

災害に強いまちづくりの推進という面につきましては、平成26年度より本格的に自主防災組織づくりをスタートしましたが、平成29年度も引き続き、住民の方々に自主防災組織の結成をお願いしていきながら、自主防災組織で必要な用品等について、購入及び補助等を行なってまいります。
また、土のう袋等の水害対策用品、町の避難所に発電機等の防災備品を購入する予算も計上させていただき、災害対策に万全を期していきたいと考えております。
このほかに、平成25年度に策定しました「長和町防災計画」につきまして、計画策定後年数が経過する中で、大規模な計画内容の修正が必要となったため、防災計画の改定に係る予算を計上させていただきました。

教育環境の整備という面につきましては、小中学校への町費による講師、心の相談員及びスクールカウンセラー等を配置することにより、児童生徒にきめ細かな教育を行うほか、小学校のトイレ自動水洗改修工事を実施いたします。
また、平成29年度から和田中学校と依田窪南部中学校とが統合するにあたり、和田地区の生徒の通学に係るスクールバスの運行を新たに始め、生徒の通学の利便を図るなど、地域の宝である子どもたちが健やかに育っていくための環境づくりを整備してまいります。

以上、平成29年度一般会計当初予算の歳出の中で、私が公約に掲げた項目の主な事業及び地方創生関連事業について述べさせていただきましたが、その他の事務事業に係る予算につきましても、住民サービスの向上に欠くことのできないものでありますので、よろしくご理解とご協力のほどお願い申し上げます。

次に、一般会計の歳入の主な項目について説明させていただきます。
町税につきましては、前年度より0.6%増の7億1169万4千円を見込みました。このうち町民税については前年度と同額を見込みましたが、法人税・軽自動車税については税率の変更等により減額を見込み、固定資産税については評価額の関係から増額を見込んでおります。
地方交付税につきましては、前年度より1.3%減の25億円を見込みました。このうち普通交付税につきましては、前年度より2000万円の減額、率にして0.9% 減としました。合併算定替から一本算定への移行が昨年度から始まり、算定額も年々縮小されていくわけですが、平成29年度におきましては、縮減の一方、算定方法の見直しや地方創生関係事業が対象になるなどの増額の要因もあるため、総額で2000万円の減額とさせていただきました。また、特別交付税につきましても、「公共施設等総合管理計画」策定に係る経費等の措置がなくなり、1200万円の減額、率にして6.1%の減といたしました。

基金繰入金につきましては、「財政調整基金」から6億5000万円、「公共施設整備基金」から1億1400万円、「ふるさと創生基金」から6000万円など計上させていただきました。財政調整基金につきましては、前年度より9000万円増、公共施設整備基金繰入金につきましては、生ごみ処理施設改修工事等の財源として充当するため、前年度より6500万円の増、ふるさと創生基金繰入金につきましては、前年度と同額となっております。

町債の借り入れにつきましては、医療施設・道路改良・文化財施設・し尿処理施設・ソフト事業等に係る「過疎対策事業債」を4億4170万円見込んでおります。また、「合併特例債」は、子育て支援センター広場整備事業及び町民体育館整備事業に1870万円を見込み、消防積載車購入や防火水槽更新に係る借り入れとして、「緊急防災・減災事業債」1350万円を計上させていただきました。このほか、地方交付税の振替分として発行される「臨時財政対策債」を1億5900万円見込んでおります。

【特別会計・上水道事業予算】
次に議案第14号「平成29年度長和町国民健康保険特別会計予算」から議案第22号「平成29年度長和町和田財産区特別会計予算」までの特別会計について、説明させていただきます。

最初に「国民健康保険特別会計」でありますが、当初予算額は前年度と比較して4400万円増額の9億900万円となっています。
歳入のうち、療養給付費負担金・前期高齢者交付金・保険財政共同安定化事業交付金が増額となり、療養給付費交付金・財政調整交付金等が減額となっております。
歳出では、一般被保険者の療養給付費及び高額療養費・共同事業拠出金等が増額となり、後期高齢者支援金等が減額となっております。

「国民健康保険歯科診療所事業特別会計」につきましては、診療報酬に係る会計でありますが、前年度より500万円の減額となる1500万円の予算額とさせていただきました。

「後期高齢者医療特別会計」につきましては、予算額は7950万となり、前年度とほぼ同額の予算を計上させていただきました。

「介護保険特別会計」につきましては、前年度より1600万円増額の9億8800万円の予算額とさせていただきました。歳入では、保険料・調整交付金等の増額を見込み、基金繰入金については減額となっております。歳出では、訪問型・通所型サービス事業などに係る地域支援事業費が大きな増額となっております。

「同和地区住宅新築資金等貸付特別会計」につきましては、前年度より43万円減額の58万円とさせていただきました。貸付金元利収入の減額が主な要因となっております。

「特定環境保全公共下水道事業会計」につきましては、前年度より300万円増額の4億3200万円とさせていただきました。増額の要因は、固定資産台帳整備に係るものであります。現在の下水道事業は公営企業法非適用事業ですが、平成31年度より、「法適用」の企業会計へと移行する予定であり、28年度より「固定資産台帳整備」を進めております。

「簡易排水施設特別会計」につきましては、前年度より30万円減額の1100万円であり、前年度とほぼ同額の予算となっております。

「観光施設事業特別会計」につきましては、前年度より3200万円減額の1億1000万円となっております。水道特別会計が上水道事業へ移行したことに伴い、今まで観光施設特別会計において予算を計上していた、歳入の水道使用料、歳出の水道事業起債元利償還に係る繰出金等が上水道事業で予算計上することになったことが減額の主な要因であります。
なお、この特別会計の中の「基金繰入金」と「別荘地管理収入」について、予算書印刷後に内容変更の必要が生じましたので、本日、訂正表を配付させていただきました。議会開会当日になり大変申しわけありませんがよろしくお願いいたします。

「和田財産区特別会計」につきましては、前年度より179万6千円増の459万6千円の予算となっております。歳入においては財政調整基金からの繰入金、歳出においては総務費に計上しました森林造成事業負担金が主な増額要因となっております。

次に、議案第23号「長和町水道事業会計予算」につきましては、平成29年度から公営企業法適用の会計へ移行したことにより新たに「上水道事業」としてスタートするものであります。企業会計予算ということで、予算書の様式・体裁等、一般会計・特別会計の予算書とは大きく異なっております。平成29年度におきましては、和田地区の水道管を青原配水池へつなげる工事等を行ないますが、今後、引き続き、経営の健全化に努めてまいりたいと考えております。

以上、一般会計、特別会計及び上水道事業の予算の概要を申し上げましたが、平成28年度からの普通交付税の一本算定の開始、平成31年からの消費税率の引上げなど、今後、町の財政状況はさらに厳しい状況下におかれることとなりますが、合併後、十数年来培ってきた基礎体力をもとに、これからもなお一層、長和町が長和町としてさらに輝き続け発展していくように全力で努めていきたい所存でございます。

【補正予算】
次に、補正予算関係の議案について順次ご説明申し上げます。
最初に、議案第24号「長和町一般会計補正予算(第7号)」ですが、
今回の補正予算の主なものとしましては、歳出では、平成28年度の国の補正予算に係る事業として「田舎暮らし体験施設改修」に係る予算を計上させていただきました。これは、空き家を改修し、移住希望者が町での生活を実際に体験できる施設に改修する事業であり、国の「地方創生拠点施設整備交付金」及び「一般補助施設整備等事業債」を財源として充当します。
また、地域おこし協力隊に係る予算につきまして、現予算では5人分の経費を見込んでおりましたが、現在の協力隊員が3名であるため、関係予算を減額させていただきました。
基金積立金におきましては、国際交流に役立ててもらいたいとのことでいただいた寄附金を「国際交流基金」へ、また、昨年7月に起きた湯遊パークふれあい広場のブロンズ像に係わる損害賠償金を「スポーツ・文化振興基金」へ積み立てる予算を計上させていただきました。
そのほか、この冬の除排雪経費が増加しているため、それに要する経費を増額する予算、特別会計への繰出金として、国民健康保険特別会計へ運営支援金分を繰出す予算等を計上させていただきました。
その他の歳出の補正予算につきましては、既に完了している事業の清算に伴う計数整理、経常経費等の清算見込みに伴う補正が主なものとなっております。
一般会計全体で、226万9千円の減額補正をお願いするものであり、補正後の総額は、62億5406万3千円であります。

また、平成29年度への繰越事業としまして、7つの事業をお願いするほか、「し尿処理施設建設事業」、「星糞峠黒耀石原産地遺跡整備事業」に係る継続費につきまして、事業費の変更に伴う補正もお願いしております。

次に、議案第25号から議案第33号までの9つの特別会計補正予算につきましては、事業完了に伴う清算及び実績見込みに伴う補正が主な内容であります。
このうち、国民健康保険特別会計につきましては、運営支援金等に係る一般会計からの繰入金及び国民健康保険事業基金への積立金を計上させていただきました。

続きまして、議案第34号と議案第35号の、町道路線の廃止・認定の関係でありますが、国有林野敷きにあった町道1路線の廃止と、台帳未計上の2路線の認定についてそれぞれ承認をお願いするものであります。

最後になりますが、議案第36号「上田地域広域連合ふるさと基金に係る権利の一部を放棄することについて」であります。
上田地域広域連合ふるさと基金は、上小地域の一体的発展を目指した事業を展開し、個性的で魅力ある地域づくりを目的として造成され、過去にも権利放棄を経る中で地域貢献のために財政支援等に充てられてまいりました。今回、平成29年度に実施する長野県上小医療圏地域医療再生計画に係る継続事業に充当するために基金を取り崩し充当するものであります。

以上、本定例会に提案させていただきました議案について概要を説明させていただきました。詳細につきましてはご審議の際、それぞれ担当者より説明を申し上げますので、原案をご承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。

 
長和町長 羽田健一郎

 

町長バナー

クイックアクセス