年頭の挨拶

 皆さま、新年あけましておめでとうございます。

 平成31年の新春を清々しくお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃から町政の推進にご理解、ご協力、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

 昨年を顧みますと、全国各地で大きな災害に見舞われた年でありました。年間を通して気象が不安定で、長和町でも3月に桜が咲き、早い春の訪れに驚いたのもつかの間、梅雨(つゆ)という梅雨(つゆ)がなく、一つの災害と認識された「命の危険がある暑さの夏」の到来に加え、逆走する台風も現れ、局地的大雨であるゲリラ豪雨が頻繁に当町を襲ってきました。実りの秋に長雨が続き、収穫にやきもきし、例年11月には降っていた雪もなく、師走になってもなかなか季節の前進は見られないなど、予測不能な自然現象に翻弄された1年でありました。

 このため、町で計画していました春の長門地区のボランティア道路清掃や秋の町民運動会も中止となる年になりましたが、大きな災害や人的災害もなかったことは喜ばしいことでありましたが、自然災害のリスクは極めて高まっていますので、11月には、中部電力株式会社電力ネットワークカンパニー上田営業所と社会福祉法人依田窪福祉会と災害協定を結び、連携を密にしました。町民皆さまとともに災害への備えは怠り(おこたり)なくしてまいりたいと存じます。

 2月に韓国で行われました平昌(ぴょんちゃん)オリンピックでは、我が町出身の藤森由香さんが4大会連続の出場を果たし、ビックエアという競技種目で7位入賞を果たしました。町では、藤森由香さんがオリンピックへ出場されるたびに、「長和町出身」と紹介され、日本中、世界中に「長和町」の名を知らしめた功績を讃え、2回目の町民栄誉章を贈りました。

 5月には、長和町を含む長野県8市町村及び山梨県6市の計14市町村が、「星降る中部高地の縄文世界」として、日本遺産に認定されたことは住民の皆さまもご承知のことと存じます。長和町の3万年という日本最古のブランド「黒耀石」が大きく評価・注目されたと言えます。日本遺産関係事業の中心となる協議会であります「甲信縄文文化発信・活性化協議会」も設立され、今後、本格的に事業が行われていくこととなります。町としても、県の支援を受け、独自の周知活動を推進してまいります。町が長年取り組んでまいりました歴史遺産を活かしたまちづくりを地域振興につなげる大きな機会として取り組んでまいります。

 7月から8月にかけて「青少年海外派遣交流事業」を実施し、長和町青少年黒耀石大使の高校生8名がイギリスのセットフォードへ訪れ、石器作りワークショップのほか、町として初めてとなりますホームステイを体験してきました。

 10月にはイギリスのティーンエイジ・ヒストリークラブの皆さんが長和町を訪れ、長野県立歴史館での秋季企画展の一環として行われたイベント、「石器づくりワークショップ」と「国際交流子どもサミット」に参加し、青少年黒耀石大使が協力して石器づくりの指導を行いました。それぞれの絆が一層深められ、歴史遺産を未来に伝えていくうえで、地域や国を越えて協力することの意義や共に活動することで(はぐく)まれる信頼関係の大切さを学んだのではないでしょうか。

 長和町が誕生して14年目を迎えます。

 町の人口減少の流れは、自然減と社会減が続き、想定よりも加速しています。人口減少を抑止することは、一市町村だけでは到底なし得るものではありませんが、長和町として少しでもその流れを緩和するためにできる限りの対策を講じていかなくてはなりません。町民の皆様とお約束しました8つの公約を中心に長和町の未来を見据えた中で、町の進むべき方向を判断してまいります。

 長和町が長和町としてさらに輝き続け、町民皆さまの笑顔を未来に引き継ぎ、「住んでよかった!」と実感できる生活圏の創造を町民の皆さんと協働の力によって、さらに推進してまいりますので、町民皆さまのご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

 本年は新しい元号を迎える大きな節目の年に当たり、厳かで歴史的な意義深い年のように感じられます。

 今年一年が皆さまにとりまして素晴らしい年になりますようご祈念申し上げ、年頭の挨拶といたします。

長和町長 羽田健一郎

 

 

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