所信表明

~豊かな自然・歴史・文化を引き継ぎ、輝きつづける長和町の創造~

 11月5日に告示された長和町長選挙は、私以外に立候補の届出がありませんでしたので、無投票で再選ということになりました。

 無投票での再選には議論のあるところと思いますが、一期目、二期目と新生長和町の舵取り役として、長和町を発展させるために取り組んできた諸事業が、少なからず町民皆様に支持され認められているのかなと思っています。

 11月11日長和町選挙管理委員会から当選証書を頂きました。今後4年間町政の舵取り役を務めさせて頂くことの責任の重さに身が引き締まる思いであります。

 11月12日が二期目の任期満了日でありましたので、13日(水)に三期目の初登庁をさせて頂きました。職員や支持者に拍手で迎えられての初登庁は緊張いたしましたが、体の中心より頑張らなくてはという思いがふつふつと湧き上がり高揚した気分の中で、私は職員を前に次のように挨拶をしました。

 「長和町が誕生してから8年、私は町民の皆様、議会の皆様、そして職員の皆様と一体となって新しい町づくりに努めて参りました。今後においも「町民が主役であること」、「一人一人を大切にするここ」を基本姿勢に、町民の皆様が安心して暮らせる元気が出る町づくりを目指して諸事業を展開してまいります。

 今回町長選挙に際して、私は町民の皆様に10の約束をしました。

住民自治基本条例を制定します

自治体の憲法といわれる「住民自治基本条例」は、地域課題への対応やまちづくりを誰がどんな役割を担、どのような方法で決めていくのかを明文化したもので、自治体の仕組みの基本ルールを定める条例です。その中で、情報の共有や住民参加・協働などの自治の基本原則、自治を担う住民、首長、議会、行政等のそれぞれの役割と責任、情報公開、計画・審議会等への住民参加や住民投票など自治を推進する制度を定めます。

人口の減少に歯止めをかけます

全国的に急激な人口減少社会を迎える中、当町も例外なく確実に人口が減少しており、その数は毎年100人にも及びます。その要因は、全国共通の未婚者の増加などに伴う少子化の進行に加え、若者世代の顕著な町外流出など多岐にわたっています。減少対策に一定の効果が認められる町営住宅の建設等次の事業を積極的に展開します。

  • 町営マンションの計画的建設
  • 増え続ける空き家の有効活用
  • 低価格による町有地の斡旋
  • 「婚活」事業の推進

子どもを育てるなら長和町で、未来が広がる子育て環境を充実させます

緑豊かな大自然の中で、社会の宝である子どもたちを人間性豊かに伸び伸び育てることが、長和の教育の基本であります。地域の教育力や教育資源を有効に活用した総合的な支援体制の構築に努めます。また、子育て支援等の様々な活動の情報提供や,活動の中核的な拠点施設として「子育て支援センター」を開設するほか、子育て世代の経済的負担の軽減に努めます。

  • 子育て支援センターの建設・運営
  • 18歳までの医療費無料支援策の継続
  • 保育料の軽減支援策の継続

観光資源を活用して「にぎわい」のあるまちを創出します

長和町の歴史や素晴らしい自然景観は、観光による地域の活性化に大きな可能性を秘めています。しかし、当町を訪れる観光客は、長引く景気低迷や観光ニーズの変化などから厳しい状況となっています。観光は、地域資源の再発見や新たな魅力の創造を可能にするほか、交流人口の創出による消費効果などから地域活性化に大きく貢献することを認識し、観光業界のみならず、地域一体となって受け入れ態勢を整備します。

  • 自然、温泉、スキー場を活かした観光の推進
  • 長久保宿、和田宿等歴史的文化遺産の保存活用と誘客の推進
  • 国史跡黒耀石原産地跡の保存活用・黒耀石によるまちづくりの推進
  • 美ヶ原分水嶺トレイル、トレイルラン&ウォーク等誘客イベントの積極的開催

町内の産業を元気にします

長引く不況の中で疲弊している町内産業を少しでも元気になるよう、長和町の特産品・特産物や企業情報を全国に発信する「まるごと長和町」のホームページを開設し、長和町のあらゆる情報を全世界に発信します。また、長和の特産品のネット販売網も確立します。

  • 農業・農村の振興の方向性を明確にし、経営所得安定対策、担い手の育成等を中心に力強い農業の推進
  • 長和町まるごと発信応援隊事業の推進
  • 長和町奨励品の宣伝、販売促進
  • 公共施設への地域産木材の利用
  • 有害鳥獣対策の推進、ジビエ料理の研究・利用
  • 東京農業大学との連携による遊休荒廃地の活用
  • ダッタンソバをはじめ地域資源を活用した、生産・加工・販売の一体化、6次産業化事業の支援推進
  • 町が大株主である㈱長和町振興公社、(株)長門牧場の安定経営に向けた支援策の実施
  • 住まい快適助成制度(住宅リフォーム)の継続

生活弱者にやさしいまちづくりを推進します

長和町の高齢化率は、34.5%(平成25年8月1日現在)、3人に1人は65歳以上のお年寄りです。高齢者の皆さんが安心して暮らせるまちづくりを積極的に推進します。社会福祉協議会等関係機関と連携し「高齢者サポート事業」を充実させます。

  • 公共交通を軸とした交通体系の見直し
  • 安心して暮らせる高齢者向け住宅の整備促進
  • 支え合いボランティアの育成、強化
  • 買い物弱者に対する支援事業の推進
  • 高齢者サポート事業の充実強化
  • 老若共存コミュニティの創出

行政サービスの充実と行財政革を推進します

新庁舎がいよいよ着工の運びとなります。厳しい財政状況や地域経済の状況等を踏まえ、簡素で効率的な行財政システムを構築し、自らの行財政運営について透明性を高め、公共サービスの質の維持向上に努めるなど、積極的な行政改革に取り組みます。

  • 町民に親しまれる新庁舎の建設
  • 町民の利便性を考えた機構改革の実施
  • 相談窓口、相談機能の充実
  • ワンストップサービスの実施
  • 人事評価制度の導入
  • 職員の資質の向上を図るための研修会・人事交流の実施
  • 別荘管理の一元化に向けての調査、研究
  • 電気自動車充電設備の設置

安心して暮らせるよう医療体制を充実させます

依田窪病院は、地域における基幹的な病院として、こころ温かな高度の医療を提供し、民間病院では採算性が確保されないような困難な医療も積極的に推進しています。町民皆様が安心して暮らしていけるよう医師の確保をはじめ医療体制を充実します。

  • 依田窪病院や老人保健施設のさらなる充実
  • 医師の確保・充実
  • 夜間や休日における急病患者が、適切、かつ必要な救急医療を受けられるよう二次救急医療体制の充実強化

住みたい、住み続けたい魅力的なまちづくりを推進します

目指すは「日本一の町づくり」です。あらゆる分野で魅力的で特徴のあるまちづくりを推進します。

  • 自然エネルギーを利用した「エコ」の町を実践(長門牧場の太陽光発電等)
  • 災害に強いまちづくりの推進(自主防災組織の確立)
  • 雇用の安定、促進のための支援策の継続
  • マルメロ街道・ハナモモ街道等街道の美化
  • 国道の交通危険個所への歩道の設置

すべての児童生徒が安心して学習できるよう教育環境を整備します

全国的に学校教育の転換が求められ、従来の学校教育のあり方が問われています。「学級崩壊」「不登校」「学校内暴力」という文字が新聞に載らない日がありません。町で解決できない問題も数多くありますが、地域の宝である子どもたちが健やかに育つ環境の整備に努めます。

  • 学校統合の問題は、地域の皆さんのご理解ものもと検討推進
  • ふるさとを愛し誇れる教育の実践
  • キャリヤ教育の推進
  • イギリス・セットフォード町との国際交流の推進

 この約束(公約)を実現することが、長和町をより一層元気にすることに繋がりますので、職員の皆さんにはこのことを心に留め、失敗を恐れず英知を絞って仕事に携(たずさ)わっていただきたいと訓示しました。

 私の座右の銘は、「初心忘るべからず」であります。初当選した時のあの感激と感動、今回再選させて頂いた気持ちをしっかりと胸に刻んで、行政運営を展開してまいりますので、町民皆様のご支援ご協力をお願いいたします。

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