公開日 2016年06月28日
議案第22号 平成28年度長和町一般会計予算についてであります。
[平成28年度予算編成の基本方針]
はじめに、平成28年度予算編成の基本方針を述べさせていただきます。
国 においては、昨年6月30日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2015 」において、「経済・財政一体改革」を断行するとし、「経済再生な くして財政再建なし」を基本方針として、平成28年度から平成32年度の5年間を対象期間とする「経済・財政再生計画」を策定しております。この中で、歳 出改革について、「歳出全般にわたり、聖域なく徹底した見直しを進める」とされていますが、併せて、「地方においても、国の取り組みと基調を合わせ徹底し た見直しを進める」とされており、地方においても厳しい財政運営を迫られることが予想されます。
また、地方創 生 につきましては、「まち・ひと・しごと創生基本方針2015」を昨年6月30日に閣議決定し、将来にわたって「人口減少問題の克服」と「成長力の確保」を 図ることを目指して、国の総合戦略に盛り込まれた政策パッケージをより一層拡充・強化することにより、「地方創生の深化」に取り組むことを掲げています。
地方財政につきましては、一般財源総額を平成27年度当初予算より0.1兆円上回る61.7兆円を確保しています。また、重点課題対応分に係る経費を創設し、地方の重点課題である高齢者支援や自治体情報システム改革等に取り組む経費等を計上しています。
このほか、平成27年度に創設されました、まち・ひと・しごと創生費につきましては、平成27年度と同額の1兆円を確保しているほか、公共施設の老朽化対策ための推進に係る経費も増額されています。
地 方財政の健全化という点においては、地方税等が大幅に伸び、リーマンショック以前の水準にまで回復する見込みであることから、平時モードへの切り替えを進 めるために、地域経済基盤強化や雇用対策費に係る歳出特別枠の減額、交付税の別枠加算についても廃止となっています。ただ、これらの減額分につきまして は、それぞれ、地域の重点課題に対応するための歳出及び交付税総額を確保した中での減額となっていますので、実質的には、平成27年度とほぼ同水準となっ ています。
このような状況の中で、町の平成28年度の予算編成にあたりましては、平成27年度に引き続き、私 の 3期目の公約であります「Nagawa Next Vision【機種依存文字】」に掲げられた10項目の重点施策に関する各種事務事業の実施により「豊かな自然・歴史・文化を引き継ぎ、輝き続ける長和町 の創造」を実現するために、「人が元気、町も元気」をキーワードに、「元気が出る長和町!!」を目指した予算案とさせていただきました。
ま た、昨年12月に策定しました「長和町人口ビジョン」、「長和町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に掲げられた内容につきまして、「国の地方創生交付金」 は、何かと制約が多くなったようですが、平成28年度において予算化が可能な事業につきまして予算計上を行ない、事業を具体化し町が大きく飛躍していくこ とができるよう、関連する事業について迅速かつ適切な対応を図りながら進めてまいります。
[平成28年度予算概要]
○一般会計予算
平成28年度の当初予算額につきましては、一般会計が57億3千万円、特別会計9会計の合計が29億4631万円となり、総額では86億7631万円となっております。
一般会計につきましては、平成27年度当初予算額と比較しますと5億3000万円の減額、率にして8.5%の減となりました。特別会計は平成27年度当初予算額と比較しますと1億7856万円の増額、率にして6.5%の増となっております。
最初に、一般会計当初予算の内容について説明させていただきます。
私 の公約に掲げた事項に係る予算としまして、最初に「住民基本自治条例の制定」の関係では、平成26年度に立ち上げた条例検討委員会の場などにおいて、条例 の制定に向けた準備を進めておりますが、さらに住民の皆さんに住民自治基本条例についての理解を深めていただくために、意見交換等を行う場としてのワーク ショップの開催等を行なっていく予定であります。
「人口の減少に歯止めをかける施策」につきましては、空き家の有効利用を図るために、平 成 27年度においてシステムの構築を行なっております、空き家情報システムの機能の強化を図るほか、空き家活用団体に対する補助等に係る経費も予算計上させ ていただいております。また、平成26年度から始めました、町の団体が行う婚活イベント等の結婚推進事業に対する補助についても引き続き実施し、結婚活動 を推進して参ります。
「子育て支援」の関係では、平成26年度に開所した子育て支援センターの一層の充実を図ることにより、子育て世代の皆さんにとって、より良い施設となるような施策を推進していきます。
また、ながと保育園については、園庭・プール・駐車場等の整備を行ない、園児の皆さんにとってより良い保育園となるようにして参りたいと考えております。
さらに、従来から行なっています18歳以下の医療費無料化、高校通学費補助等についても引き続き実施していきます。
「観光資源を活用したまちづくり」では、トレイルラン及びウィスキーフェスティバル、タイムプラスの開催等、各種イベントの実施主体となる町観光協会へイベント開催に係る補助を行ないます。
また、ブランシュたかやまスキー場指定管理料等を計上し、「自然・温泉・スキー場を活かした観光の推進」を図って参ります。
更に、黒耀石鉱山採掘址の発見の契機となった第1号採掘址の保全・整備を図るために、平成28年度より、史跡星糞峠黒耀石原産地遺跡整備事業に着手し、黒耀石によるまちづくりを推進して参ります。
「町内の産業を元気にする施策」では、ブランシュたかやまスキー場等に係る予算、温泉施設改修に係る予算等を計上し、長和町振興公社の安定経営を図っていきます。
ま た、住宅リフォームに係る補助である「住まい快適促進助成事業」、「地域いきいき券事業」を引き続き実施します。このほかに、えごま油、ひまわり油の製品 化を図るための機器整備として、平成28年度は搾油機を購入し、新しい特産品の開発を進めていくほか、農産物生産の加工・販売の一体化や、地域資源を活用 した新たな産業の創出を促進する6次産業化への取り組みとして、県の6次産業ネットワーク推進事業を活用した事業も引き続き実施していきます。
「生 活弱者にやさしいまちづくり」では、高齢者の皆さんが安心して生活できる施策を実施していきます。社会福祉協議会と連携して実施しています「高齢者サポー ト事業」、高齢者の居住環境を改善するための「高齢者にやさしい住宅改良促進事業」、「配食サービス事業」等を引き続き実施していきます。
「行政サービスの充実と行政改革の推進」では、新庁舎が開庁して半月ほど経過したわけでありますが、住民の皆さんに対して更に充実した行政サービスを提供して参りたいと考えております。
ま た、人事評価制度につきまして、この4月から運用を始めることとなります。人事評価につきましては、システムを利用し実施していきますので、システムの運 用支援委託に係る経費を予算計上させていただいております。人事評価制度が職員の資質の向上等に繋がるよう努めて参りたいと考えております。
「安 心して暮らせる医療体制の充実」、「住みたい、住み続けたい魅力的なまちづくり」の関係では、依田窪病院や依田窪老人保健施設の充実を図るための運営費等 に係る負担金、上田地域広域連合及び上田地域定住自立圏構想に係る事業として実施する休日・夜間の医療体制、平日深夜在宅当番医、小児救急センター等に係 る経費の負担金を予算計上し、医療体制の充実を図っていきます。
「魅力的なまちづくり」としては、自然エネルギーを活用したまちづくりという観点で、住宅用太陽光発電システム設置に係る補助を引き続き実施していきます。
また、災害に強いまちづくりを推進していくために、平成26年度より本格的に自主防災組織づくりを始めましたが、平成28年度も引き続き、住民の方々に自主防災組織を結成していただき、それらの自主防災組織で必要な用品等について、購入及び補助等を行なっていきます。
このほかに、災害時の情報伝達手段として、スマートフォン等で緊急情報・災害情報を確認できる「緊急・災害情報アプリ放送」の導入に係る経費も予算計上させていただきました。
「児童生徒が安心して学習できる教育環境の整備」では、小中学校への町費による講師、心の相談員及びスクールカウンセラー等を配置することにより、児童生徒にきめ細かな教育を行い、地域の宝である子どもたちが健やかに育っていくための環境づくりを整備していきます。
また、和田中学校につきまして、平成29年度より依田窪南部中学校と統合するため、統合に係る経費のほか、両中学校の交流に係る経費や和田中学校の閉校に係る経費を予算計上させていただきました。
ま た、公約に係る事業と重複するものもありますが、地方創生に関連する予算としましては、「空き家活用移住促進事業」、「アートをテーマとした構想事業」、 「東京農大と連携した特産品開発事業」、「特産品開発チーム設置事業」、「キャンペーン隊設置事業」、「特産品サテライトブース事業」等を予算計上させて いただきました。
以上、平成28年度一般会計当初予算の歳出の中で、私が公約に掲げた10項目の主な事業及び地方創生関連事業について述 べ させていただきましたが、その他の事務事業に係る予算につきましても、住民サービスの向上に欠くことのできないものでありますので、よろしくお願いいたし ます。
次に、歳入の主なものについて説明させていただきます。
町税につきましては、 前年度より1.6%増の7億763万 9 千円を見込みました。町民税・法人税・固定資産税につきましては、前年度とほぼ同額を見込みましたが、軽自動車税につきましては、4月から税率が引き上げ られるため、前年度と比較して、39.8%と大きな伸びとなっています。
地方交付税につきましては、前年度より0.9%増の25億3200万円を見込みました。内訳は、普通交付税が23億3400万円、特別交付税が1億9800万円です。
普 通交付税につきましては、前年度より2600万円の減額、率にして1.2%減としました。平成28年度より、普通交付税の算定につきまして、今までの合併 算定替から一本算定への移行が始まります。平成28年度につきましては、合併算定替による算定額と一本算定による算定額との差額の1割が減額となります。 このため、平成28年度の普通交付税につきましては、減額とさせていただきました。
一方、特別交付税については4800万円の増額、率にして32.0%の増としました。これは、地域おこし協力隊・固定資産台帳整備・公共施設等総合管理計画策定に係る経費等が、特別交付税により財源措置されることによるものです。
基 金繰入金につきましては、「財政調整基金」からの繰入金5億6000万円、「公共施設整備基金」からの繰入金5500万円、「ふるさと創生基金」からの繰 入金6000万円等を計上させていただきました。財政調整基金につきましては、前年度より、2億1000万円増、公共施設整備基金繰入金につきましては、 新庁舎建設が終了したこと等により、前年度より3億3900万円の減、ふるさと創生基金繰入金につきましては、前年度と同額となっております。
町債は、道路改良関係・文化財施設・し尿処理施設・長門簡易水道改良・スキー場施設・ソフト事業等に係る過疎対策事業債を2億8150万円見込みました。スキー場施設関連では過疎対策事業債のほかに、公営企業債850万円も見込んでおります。
「合併特例債」は新庁舎関連道路改良及び保育園駐車場等整備事業関係で1億1860万円を見込み、消防積載車購入に係る町債として、緊急防災・減災事業債650万円を計上させていただきました。
このほか、地方交付税の振替分として発行される臨時財政対策債を1億6300万円見込んでおります。
○特別会計予算
次に議案第23号 平成28年度長和町国民健康保険特別会計から議案第32号 平成28年度長和町和田財産区特別会計予算までの特別会計について、説明させていただきます。
最初に「国民健康保険特別会計」でありますが、当初予算額は前年度と比較して900万円減額の8億6500万円となっています。
歳入につきましては、国民健康保険税、県補助金の財政調整交付金が増額となっていますが、療養給付費交付金、共同事業交付金等が減額となっています。
歳出につきましては、一般被保険者療養給付費、共同事業拠出金が増額となっていますが、後期高齢者支援金、介護納付金等が減額となっております。
「国民健康保険歯科診療所事業特別会計」におきましては、診療報酬に係る会計でありますが、前年度より100万円の減額となる2000万円の予算額とさせていただきました。
「後期高齢者医療特別会計」につきましては、予算額は8000万となり、前年度と同額の予算を計上させていただきました。
「介護保険特別会計」につきましては、前年度より4500万円増額の9億7200万円の予算額とさせていただきました。
歳入においては、保険料、介護給付費に係る国及び県の負担金は増額を見込んでいますが、国庫補助金の調整交付金が大幅な減額となっています。
歳出においては、居宅介護サービス給付費が大幅な増額となっています。これは、給付費の平成26年度及び平成27年度の実績見込みから予算計上させていただいたものであります。
「同和地区住宅新築資金等貸付特別会計」につきましては、平成28年度予算額は101万円であり、前年度より24万円の減額になっております。
貸付金元利収入の減が減額の主な要因となっております。
「水道特別会計」につきましては、平成28年度予算額は4億2600万円であり、前年度より1億6000万円の増額となっております。
平成27年度から平成28年度の2年間で実施する長門簡易水道改良事業による増額であり、歳入においては、国庫補助金、一般会計からの繰入金や町債、歳出においては関連する工事費が増額となっています。
「特定環境保全公共下水道事業会計」につきましては、平成28年度予算額は4億2900万円であり、前年度より1800万円の減額になっております。
これは、平成27年度予算においては、し尿処理施設に関わる予算をこの会計で計上させていただいておりましたが、平成28年度予算においては、一般会計で計上させていただいたことによるものです。
また、現在の下水道事業は公営企業法非適用事業ですが、法適用の企業会計へと移行する予定でありますので、平成28年度より固定資産台帳整備を進めて参ります。
「簡 易排水施設特別会計」につきましては、前年度より20万円減の1130万円、「観光施設事業特別会計」につきましては、前年度より200万円増の1億 4200万円、「和田財産区特別会計」につきましては、前年度より2万7千円増の280万円の予算額であり、ほぼ同額の予算を計上させていただきました。
以上、一般会計及び特別会計の予算概要を申し上げましたが、平成28年度は、合併後10年が経過、また、新庁舎も完成した新たなスタートの年となります。
今まで培ってきた基礎体力をもとに、これからもなお一層、長和町が長和町として更に輝き続け発展していくための更なるステップの年となるようにしたいと考えております。
平成28年度は地方交付税の一本算定の開始、地方創生関連事業の具体化、更に平成29年度には消費税率の再引き上げ等が予定されており、町は大きな転換期を迎えます。時代の動向を的確に把握しながら、全職員が一丸となって、町行政を推し進めていく必要があります。
住民の皆さんにとって、町行政が最も身近な存在となることができるよう努めて行くとともに、住民の希望への道筋を示し、安心して暮らせるための役割を果たしていくことが何より必要だと考えます。
そうすることによって、「元気が出る町!!長和町」の実現に一歩一歩、着実に前進していくものと確信しております。
[補正予算概要]
続きまして、補正予算関連の議案であります、議案第33号 平成27年度長和町一般会計補正予算(第4号)から議案第42号 平成27年度長和町観光施設事業特別会計補正予算(第2号)までの補正予算の主なものにつきまして、説明を申し上げます。
最初に、一般会計補正予算について説明させていただきます。
今 回の補正予算の主なものとしましては、まず、歳出では、平成27年度の国の補正予算に係る事業としまして、「ネットワーク強じん化事業」を計上させていた だきました。この事業は、町の情報セキュリティ対策の抜本的強化を図るための事業であり、財源は国庫補助金及び町債として一般補助施設整備等事業債を充当 させていただいております。
また、基金積立金としまして、ふるさと創生基金への積立金を計上させていただきました。これは、平成27年度から3年間、ブランシュたかやまスキー場に対し指定管理料を支出していくことになっていますが、この3年間の指定管理料の財源を確保するための基金積立であります。
この他に、長野県議会議員選挙につきまして、無投票となり選挙が執行されなかったため、予算計上していました経費のほとんどを減額する補正予算を計上させていただきました。
また、特別会計への繰出金として、国民健康保険特別会計へは、国民健康保険税の軽減に係る基盤安定負担金分等の繰出金、介護保険特別会計へは、介護給付費の増加に伴う繰出金の補正予算を計上させていただきました。
その他の歳出の補正予算につきましては、既に完了している事業の清算に伴う計数整理、経常経費等の清算見込みに伴う補正が主なものとなっております。
次に、歳入について主なものを説明させていただきます。
最初に地方交付税でありますが、国の平成27年度補正予算の成立に伴い、普通交付税の当初算定の際に、基準財政需要額から減額された調整額の復活が行われました。このため、普通交付税が増額となっています。
また、財産収入では、各基金の利子に係る補正予算、繰入金の関係では、長門牧場振興基金条例の廃止に伴い、積立てられていた基金を全額、一般会計に繰入れる補正予算を計上させていただきました。
一般会計全体で、3925万8千円の増額補正をお願いするものであり、補正後の総額は、66億1732万7千円であります。
また、平成28年度への繰越事業としまして、北古屋藤見町線及び四泊7号線道路改良事業、道路施設定期点検業務委託の3事業をお願いしております。
議案第34号から議案第42号までの特別会計補正予算につきましては、事業完了に伴う清算及び実績見込みに伴う補正が主な内容であります。
議案第34号 国民健康保険特別会計補正予算につきましては、545万2千円の増額補正となっております。歳入においては、共同事業交付金が1032万9千円の減額補正となっておりますが、これは、保険財政共同安定化事業交付金の減額よるものであります。
また、繰入金が1738万3千円の増額補正となっておりますが、この主なものは、保険基盤安定に係る一般会計からの繰入金及び国民健康事業保険基金からの繰入金であります。
歳出につきましては、保険給付費及び共同事業拠出金が増額補正となっております。保険給付につきましては療養給付費、共同事業拠出金につきましては、保険財政共同安定化事業拠出金の増額補正によるものです。
議案第37号 介護保険特別会計補正予算につきましては、2201万5千円の増額補正となっております。
歳出において居宅介護サービス費や施設介護サービス給付費等の保険給付費が増額補正となっております。これに伴い、これらの給付費の財源であります国及び県の介護給付費負担金も増額補正となっております。
議 案第39号 水道特別会計補正予算につきましては、491万7千の減額補正となっております。歳入におきましては水道使用料の減額補正、歳出におきまして は、水道認可変更委託・企業会計システム使用料・水道用地所有権移転登記委託料の減額補正が主なものとなっております。
議案第40号 特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算につきましては、360万円の減額補正となっております。歳入におきましては、下水道使用料の減額補正、歳出におきましては、下水道関係の町単独工事の減額補正が主なものとなっております。
議案第42号 観光施設事業特別会計補正予算につきましては、235万7千円の増額補正となっています。歳入における財産貸付収入及び別荘地管理収入の増額補正が主なものとなっております。
以上、補正予算の主なものについて説明をさせていただきました。
議 案第43号 長和町農業委員会の委員の任命につき同意を求めることについてであります。長和町農業委員会委員は、今まで選挙により委員を選出しておりまし たが、法律の改正によりまして、議会の同意を得て、町長が任命をするということになりました。よって農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定に基づき まして、14名の委員について議会の同意を得るものであります。
続きまして、議案第44号から議案第55号まで、指定管理者の指定についてでありますが、長和町農林水産施設他、それぞれの施設につきましてこの3月末日で指定期間が終了することから、指定管理者の指定を地方自治法に基づきまして承認をお願いするものであります。
最後になりますが、議案第56号 上田地域広域連合ふるさと基金に係る権利の一部を放棄することについてであります。
上 田地域広域連合ふるさと基金は、上小地域の一体的発展を目指した事業を展開し、個性的で魅力ある地域づくりを目的として造成され、過去にも権利放棄を経る 中で地域貢献のために財政支援等に充てられてまいりました。今回、平成28年度に実施する長野県上小医療圏地域医療再生計画に係る継続事業に充当するため に基金を取り崩し充当するものであります。
以上、今議会に上程させていただきました各議案について説明を申し上げてまいりましたが、詳細につきましては委員会審議の際、担当者より説明を申し上げます。
原案をご承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。