たばこの害と禁煙

更新日:2024年06月10日

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たばこの害

たばこにはニコチンをはじめ、タールや一酸化炭素などの有害物質が多量に含まれています。

そのため喫煙は、がん、脳卒中や心疾患などの循環器疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、糖尿病、歯周病などの多くの病気の原因になります。また、喫煙はそれらの病気を悪化させることが報告されています。

加熱式たばこも要注意!

加熱式たばこは、においや煙が出づらいことから、紙巻きたばこと比べると健康へのリスクが少ないを思われがちですが、その根拠は発表されていません。

加熱式たばこと紙巻きたばこには、ほとんど同じ量のニコチンが含まれています。

また、紙巻きたばこよりも多く含まれる有害物質もあります。

COPDってなに??

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、たばこの煙などの有害物質を吸うことで気道や肺胞などの組織が破壊され、また気道が細くなることによって、呼吸がしにくくなる病気です。重症化すると命に関わります。症状として、たんがからんだせきが出る、すぐに息切れする状態が続く、ぜいぜい・ヒューヒューするという症状があります。気になる症状がある方は、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

COPDの最大の原因は喫煙です。COPDになってしまった肺を元に戻すことはできないので、予防が大切です。

受動喫煙

喫煙者が吸っている煙だけではなく、たばこから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチンやタールはもちろん多くの有害物質が含まれています。受動喫煙によって、肺がんや心疾患、脳卒中になる危険性が高まります。さらに受動喫煙は、子どもの呼吸器疾患や中耳炎、乳幼児突然死症候群を引き起こすことが指摘されています。また、妊婦やその周囲の人の喫煙によって低体重児や早産のリスクが上昇します。

受動喫煙対策

けむいもん

望まない受動喫煙の防止を目的に、健康増進法が改正され、2020年4月1日に全面施行となりました。

これにより、学校や病院などは敷地内禁煙、飲食店やオフィスなどは原則屋内禁煙が義務づけられています。

禁煙

今からでも遅くない!禁煙をはじめよう

禁煙は、病気の有無を問わず健康改善効果が期待できます。

禁煙すると24時間後には、心臓発作が起きる危険性が低下するといわれています。

禁煙後1か月経過する頃には、咳やたんなどの呼吸器症状の減少がみられる他、免疫機能が回復してインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。

さらに禁煙後1年たつと肺機能が改善し、禁煙2-4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが減少します。禁煙して10-15年経てば様々な病気にかかる危険が非喫煙者のレベルまで近づくことがわかっています。

禁煙のサポート

「禁煙したいけれどやめられない」「禁煙は無理」という方の多くの原因は、病気の一つである「ニコチン依存症」です。

禁煙するために、禁煙外来や、保健所の相談窓口を利用することも1つの方法です。

禁煙外来では、条件が合えば保険適用で治療することができます。

自分や周囲の健康のために、禁煙をはじめてみませんか。


◎上田保健福祉事務所では、禁煙したい方に向けて相談窓口を設けています。

上田保健福祉事務所「卒煙相談」 ※事前予約制 電話:0268-25-7154

 

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保健福祉課 健康づくり係
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