熱中症に注意しましょう

更新日:2024年08月21日

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「熱中症」は、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、 救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。

熱中症を防ぎましょう

1 暑さを避けましょう

  • 扇風機やエアコンを使って温度調節をしましょう
  • 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用しましょう
  • 外出時には、日傘や帽子を着用し、日陰の利用やこまめな休憩を取りましょう
  • 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで体を冷やしましょう

2 服装の工夫をしましょう

  • 吸湿性・速乾性のある通気性のよい衣服を着用しましょう

3 こまめに水分を補給しましょう

  • 室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じていなくても、こまめに水分を補給しましょう

熱中症予防のために(PDFファイル:958.1KB)

高齢者や乳幼児には、特に気をつけましょう

高齢者はなぜ注意が必要?

体内の水分が不足しがちです

高齢者は若年者よりも体内の水分量が少ない上、体の老廃物を排出する際にたくさんの尿を必要とします。

暑さに対する感覚機能が低下しています

加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。

暑さに対する体の調節機能が低下します

高齢者は体に熱がたまりやすく、暑いときには若年者よりも循環器系への負担が大きくなります。

対策

  • のどの渇きを感じなくてもこまめ水分補給しましょう。
  • 部屋の温度をこまめに測り、暑い日はエアコンを使いましょう。扇風機の併用も効果的です。
  • 1日1回、涼しい場所で汗をかく運動をしましょう。汗をかくことで、体温が上がりすぎることを防ぎます。また、筋肉量が多いほど多くの水分を体に保つことができます。

高齢者のための熱中症対策(PDFファイル:1.1MB)

 

乳幼児にはなぜ注意が必要?

  • 汗腺など、体温調節能力が大人に比べて未発達です
  • 体重当たりの体表面積が大人よりも大きいため、高温時や炎天下では深部体温が大人よりも上がりやすくなっています

対策

  • 顔色や汗のかき方を十分に観察しましょう。(顔が赤く、ひどく汗をかいているときは涼しい場所で十分休ませてあげましょう。)
  • こまめに水分を飲ませましょう。
  • 適切な服装を選びましょう。(吸湿性・速乾性のある通気性のよい服装を選び、外出時には帽子も着用しましょう。)
  • 車内にお子さんを残したまま絶対に離れないでください。

 

農作業中の熱中症を予防しましょう

予防のポイント

  • 高温時の作業は極力避け、日陰や風通しのよい場所で作業しましょう
  • こまめな休憩をとり、のどの渇きを感じる前に水分補給をしましょう
  • ひとりでの作業は避け、作業は2人以上で行うか、時間を決めて連絡を取り合う等し、定期的に異常がないか確認し合うようにしましょう。
  • 帽子や吸湿速乾性の衣服の着用、空調服や送風機の活用など、熱中症対策アイテムを活用しましょう

農作業中の熱中症予防(PDFファイル:1.5MB)

 

熱中症警戒アラートについて

熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性に対する「気づき」を促し、熱中症への警戒をよびかけるものです。
令和6年4月からはより深刻な健康被害が発生しうる場合に備え、一段上の「熱中症特別警戒アラート」が新たに創設されました。

「熱中症警戒アラート」および「熱中症特別警戒アラート」は、気温、湿度、日射量などをもとに算出する熱中症予防の指数である「暑さ指数(WBGT)」が一定の値を超えることが予測される場合に発表されます。

熱中症警戒アラートまたは熱中症特別警戒アラートの入手方法

環境省 熱中症予防情報サイト から確認ができます。

必要な方は環境省熱中症予防情報サイトから登録することで、アラート発表をメールで受信することもできます。ぜひご利用ください。

熱中症警戒アラートまたは熱中症特別警戒アラートが発表されたら

外出を控える、エアコンを使用する等の、熱中症の予防行動を積極的にとりましょう。

熱中症警戒アラート発表時の予防行動(PDFファイル:864.2KB)

 

熱中症が疑われるときは

熱中症の症状

軽い症状(現場での応急処置が可能)
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 生あくび
  • 大量の発汗
  • 筋肉痛
  • 筋肉のこむらがえり
やや重い症状(病院への搬送が必要)
  • 頭痛
  • 吐き気・嘔吐
  • 判断力低下
  • 集中力低下
  • 体がだるい、体に力が入らない
重い症状(入院・集中治療が必要)
  • 意識がない
  • 呼びかけへの反応がおかしい
  • けいれん
  • 普段どおりに歩けない
  • 体温が高い

熱中症が疑われる人を見かけたら

  • エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
  • 衣服をゆるめ、からだを冷やす (特に、首の周り、脇の下、足の付け根など)
  • 水分・スポーツドリンクなどを補給する

自力で水が飲めない、応答がおかしい時は、ためらわずに救急車(119)を呼びましょう!

熱中症予防 関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

保健福祉課 健康づくり係
〒386-0603
長野県小県郡長和町古町2869番地1
電話番号:0268-68-3494
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