応急処置
心肺蘇生法を覚えておきましょう
意識の確認をする。
意識がなければ「救急車を呼んで!」と助けを求める。
片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあごに当て持ち上げて気道を確保する。
- 気道を確保した状態で呼吸の確認をする。
- 呼吸がなければ人工呼吸を開始する。
気道を確保したまま額に当てた親指と人差指で鼻をつまむ。
大きく口を開け、傷病者の口を覆い、静かに2回吹き込む。
ゆっくりと2秒かけて。(傷病者の胸が軽くふくらむ程度。)
傷病者の口に耳を近づけて、呼吸をしているか、咳をしているか、体に動きがあるか、循環のサインを調べる。
循環のサインがないときはただちに心臓マッサージを行う。
肘をまっすぐに伸ばし、胸を3.5~5センチメートル圧迫する。
1分間に100回の早さで15回圧迫する。 左右の乳首の中間の胸の上(肋骨の下半分)に片手の付け根をおく。
救急車が着くまで心肺蘇生法を実施する。
気道を確保し、人工呼吸を2回行う。
15回の心臓マッサージと2回の人工呼吸を繰り返す。
止血法
直接圧迫止血法
きれいなガーゼ、ハンカチ等を傷口に当て手で圧迫する。
大きな血管からの出血の場合で、片手で圧迫しても止血しないときは両手で体重を乗せながら圧迫止血をする。
(注意)ポイント
- 止血の手当を行うときは、感染防止のため血液に直接触れないように注意する。
- ビニール、ゴム手袋を利用、それがなければ、ビニールの買い物袋などを利用する方法もある。
骨折したら
骨折の疑いがある場合には、骨折しているものとして、手当をします。
- 骨折している部分を動かさないように固定します。
- 変形していても、そのままの状態で固定します。
- 固定するための副木がない場合は新聞紙、週刊誌、棒、毛布等でも固定できます。
更新日:2024年03月29日