令和3年9月定例議会 町長提案理由説明

【はじめに】


 皆さんおはようございます。
 本日ここに、長和町議会9月定例会を招集いたしましたところ、大変お忙しい中、議員全員(各位)の出席を賜り開会できますことに、心より感謝申し上げる次第であります。
 さて、今年のお盆は、停滞する前線の影響で全国的な大雨となり、県内でも岡谷市では母子3人が土石流に巻き込まれ、お亡くなりになられるという痛ましい災禍に見舞われました。全国でも九州地方を中心に複数の死者が出るなど、大変な災害となってしまっています。被害にあわれた皆様には改めてお見舞いを申し上げるとともに、早期の復旧を願っておるところでございます。
 長和町でも、数日間に渡って大量の雨が降り、雨量は一昨年、甚大な被害をもたらした台風19号を超える雨量となりました。
 町も災害対策本部を設置し対応に当たりましたが、住民の皆様の迅速な避難、消防団や議会議員の皆様、自治会や自主防災の皆様を始め多くの関係者の皆様のご協力により、人的な被害や住宅等家屋の被害を未然に防ぐことができました。それぞれの立場でご協力いただいた皆様に対し改めて感謝申し上げるところでございます。
 これからは台風シーズンとなります。引き続き豪雨災害に備えて、コロナ対策に対応した準備をしっかり行って参りたいと考えております。

【東京オリンピック・パラリンピック】

 新型コロナウイルスの感染が再拡大する中で、7月23日に開幕した東京オリンピックは、17日間の大会期間を終え、8月8日に幕を閉じました。今月24日からは東京パラリンピックが開催され、現在も熱戦が繰り広げられております。
 史上初めての1年延期となった大会は緊急事態宣言下での開催を強いられましたが、前回から5年の歳月、大半の会場は無観客という異例の状況でしたが、それを乗り越えた選手たちが見せる懸命なプレーには、心を揺さぶられるものがありました。東京オリンピックでは日本は史上最多の27個の金メダルを獲得し、銀14、銅17を合わせた総数58個でも過去最高の獲得数となりました。
 しかしながら一方では、日に日に感染者が増え、「第5波」に歯止めがかからない状況が続き、現在では爆発的に感染者が増えてしまう状況となってしまっています。様々な犠牲を払って強硬開催された五輪には賛否もあり、当初掲げた「復興五輪」の理念も発信できたかは甚だ疑問に思いますが、そんな中でも救いだったのは、多くの選手たちが試合後のインタビューで、開催への感謝の思いを口にしたことや、支えてくれた人々の心に寄り添ってプレーしたことなどを語ったことでした。このことは、スポーツの大きな価値として多くの皆さんの心に刻まれたことと思います。

【新型コロナウイルス感染症対策関係】


 上田圏域での新型コロナウイルス感染症の陽性者の状況は、7月上旬までは落ち着いた状態で推移しておりましたが、7月中旬ごろから次第に再拡大の傾向が見え始め、「第5波」と呼ばれる全国の感染者と足並みを揃えるように、7月下旬には今までにない速さで感染拡大の広がりを見せ、その後、より感染力の強い「デルタ株」への置き換わりが進み、8月のお盆を過ぎるころには爆発的な感染状況となってしまいました。
 3回目となる緊急事態宣言や宣言地域の拡大、期間の延長、爆発的な感染拡大を受けて、現在、県内また町内におきましても、飲食、観光関連産業を中心にきわめて厳しい経済状況にあると認識しております。国では昨年度、2度に渡る補正予算により感染拡大の防止と景気の下支えを行っており、当町でもこれに呼応して、対策を進めてまいりました。
 感染拡大を防ぎながら経済を再生していくという難しい局面が当面続くと考えております。国の速やかな政策の実施を期待し、当町といたしましても全国の感染状況や国、県の対応を注視しながら、適時必要な対策を進めて参りたいと考えております。
 感染対策の切り札と言われておりますワクチン接種につきましても順調に進んでおりまして、7月中に65歳以上の町民の皆様への集団接種が終わり、8月18日から16歳以上の町民を対象としたワクチン集団接種が始まりました。9月19日が2回目の接種の最終日となり、一通りワクチンの集団接種が終了となります。今後は12歳から15歳までの皆様の接種を進めていきます。ワクチン不足なども騒がれましたが、当町では予定通りに提供をうけることが出来、ご協力いただいた皆様に深く感謝を申し上げる次第です。
 爆発的な感染拡大を受けて、上田圏域での感染警戒レベルは、レベル5で特別警報Ⅱとなっており、県では医療特別警報も発出される事態となっております。町内でも8月に入り3件の感染が確認されている状況です。町民の皆様には、これまで通り、基本的な感染防止対策を徹底し、不要不急の外出は控え、人との接触機会をできるだけ少なくし、大切な命を守っていただきますようお願いをいたします。
 また、感染症の拡大に伴い憂慮されますことは、感染者やその家族、最前線で対処する医療関係者に対する偏見などであります。この様な人権侵害は、新型コロナウイルス感染症に対して過度な不安や恐れから、過剰な行動につながってしまうものと考えられます。町としましてはこういったことが起きないよう引き続き啓発に努めてまいりますので、町民の皆様、ひとり一人が正しい知識を持って、人権侵害につながらない行動をお願いします。

【令和2度事業実績等】


 今議会は、令和2年度決算について認定をいただく議会でもありますので、昨年度の各事業の実績をもとに、所信の一旦を述べさせていただきたいと存じます。
 まず、【総務課】に関係する事業では、公共交通の確保について、公共交通審議会の答申を基に新しい交通体制を関係機関との調整を進め、合併特例交付金により巡回ワゴン車5台を購入し、昨年10月1日から新公共交通体制での運行を開始しました。今後もより利用しやすい運行を心掛けてまいります。また、巡回バスの愛称を「ながわごん」とし、愛着と親しみを持ってもらえるよう、女子美術大学の学生に長和町らしいラッピングデザインとロゴマークを考案してもらい、ラッピングをして運行しています。
 防災対策の関係では、消防団と資器材の充実や平成26年度から組織化の取り組みを始めた「自主防災組織」は25団体、49区で設置されておりますが、今後も防災士の育成などによって積極的に推進し、住民の災害に対する意識向上を図ってまいります。
 町税の関係でありますが、令和2年度の町税収入額は約7億5300万円と前年度比0.8%の減となりました。また、収納率の点では、全体で97.6%と前年度より0.1%減と、若干ダウンする状況となりましたが、引続き適切な収納に努めて参りたいと考えております。
 次に【企画財政課】に関係する部分ですが、町の令和 2 年度一般会計歳出決算額は、およそ73億9,900万円(74億円)でありまして、実質収支で1億8,900万円余りの黒字決算となりました。しかしながらこれは、6億円を超える財政調整基金などの取崩しを行って事業の実施に充てた結果であり、令和 2 度中の利子と合わせて全体でおよそ1億4,600万円の基金積立を行ってはおりますが、少子高齢化の進行等に加え、新型コロナウイルス感染症による社会情勢の変化により、今後も大変厳しい財政運営が続くと思われ、一層の創意工夫に富んだ取り組みに努めて参りたいと考えております。
 移住に関しましては、さらに空き家バンク制度を充実させるとともに、長期滞在する利用者数も増えている「田舎暮らし体験住宅」を活用して、町の魅力を発信し、移住につなげていけるよう期待をしていたところですが、新型コロナウイルス感染症の影響による利用停止によって利用者は減少してしまいました。また加えて、町営住宅の適切な管理や宅地分譲によって定住者の増加を図り、人口減少に歯止めをかけてまいりたいと考えております。
 このほか、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」などに基づく事業の推進も更に効果的な取り組みを図り、長和町の活性化に努めてまいります。
 次に、【情報広報課】の関係では、平成元年度より進めておりました、ケーブルテレビネットワーク光化促進事業について、町内全域の伝送路幹線網の光ファイバーケーブル敷設(ふせつ)とテレビ送受信センター機器の設置、各ご家庭までの引込線敷設(ふせつ)・切り替え工事が、令和2年度で完了いたしました。
 これにより、BS4K放送をはじめとする高品質放送や安定したインターネットサービスの提供基盤が整いました。
 【町民福祉課】の関係では、各係とも関係機関等と連携を図りながら適正に事業を実施いたしました。そのなかで、窓口係では、戸籍等事務について、常に適正な事務処理を行ってまいりました。
 福祉係では、町の地域福祉に関する基本的な方向性等を盛り込んだ「長和町地域福祉計画」等に沿って、障がい福祉、地域福祉等の推進を図ってまいりました。また、新型コロナウイルス感染対策関連事業として、「特別定額給付金」の実施、新型コロナウイルス感染症対応地方臨時交付金を活用しての地域の福祉事業所へ支援として「事業所給付金」「事業所物資調達補助金」を実施しました。
 高齢者支援係では、高齢者の総合相談窓口として、高齢者等からの多岐に渡る相談に対応しました。また、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの高齢者関連事業が中止になったことで、高齢者の閉じこもり、生活不活発による健康悪化に対する対策として、訪問活動、介護予防番組等の作成を行い、コロナ禍であっても高齢者の課題把握、介護予防等に取り組みました。
 保険係では、4つの特別会計の適正な運営を行いながら、関係者の協力を得て、介護保険では、「第8期介護保険事業計画」の策定、国民健康保険では、県統一保険税を見据えての保険税の改定を行いました。
 今後も、住民の皆様、そして、高齢者・障がい者やその家族からの相談や要望、また、住民の皆様の生活に直接係わる各事業を通じ、住み慣れた地域、長和町で安心・安全に生活できるよう努めてまいります。

 次に、【こども・健康推進課】の関係でございます。
 保育園の園児数につきましては、ながと・和田両保育園併せまして、135名の園児が元気に保育園生活を送りました。
 昨年に引き続き保育の無償化制度により、すべての3歳から5歳児と、0歳から2歳児の住民税非課税世帯は保育料が無料となっております。また、副食費については無償化の対象外とされていましたが、町独自の子育て支援策として副食費も無償としておるところでございます。
 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、4月・5月の登園自粛をはじめ、各種行事の開催に大きな影響がありましたが、しっかりと感染対策を取り、幸いにも感染事例はありませんでした。
 子育て支援関係では、保育園と同様に子育て支援センターの利用や各種事業において影響がございましたが、感染対策を徹底し、こちらについても感染者の確認はございませんでした。
 また、新型コロナウイルス感染症関連事業としましては、臨時子育て応援金及び子育て世帯への臨時特別給付金の支給、このほか加湿空気清浄機など備品や非接触型体温計などの衛生用品を保育園及び子育て支援センターに整備、活用いたしました。
 通常の子育て支援事業につきましては、例年どおりの実施となっております。
 健康づくり関係ですが、本来の事業に加えて、新たに新型コロナウイルス感染症対策への対応が必要となり、このことが検診の受診者数をはじめ各種事業に大きな影を落とす結果となりました。この対策には全力で取り組み、ワクチン接種に向けての準備につきましても万全を期すなど、町民の感染防止に力を注いだところであります。
 また町独自の取組として、65歳以上のインフルエンザワクチンの負担金をゼロにし感染の防止に努めました。

 次に、【産業振興課】でございます。
 道の駅大型農畜産物直売所「マルシェ黒耀」につきましては、平成29年から長和町道の駅エリア活性化推進事業として進められてきましたが、付帯施設であります「下屋」や足湯施設とともに、令和2年6月13日にオープンいたしました。来場者数、売上額ともに順調に推移しております。
 また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、観光業・飲食業やこれらに関連する卸小売業に影響が続いている状況にあります。
 この状況への対応として、地方創生臨時交付金を活用して、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策事業を実施しました。
 長野県と市町村とが連携して休業要請に応じた事業所に、1事業所当たり30万円を支給する「県・市町村連携 新型コロナウイルス感染拡大防止協力企業特別支援事業」や、売上げが減少している町内事業者等の事業継続を支援するため、事業継続給付金事業を2回にわたり実施しました。
 この他に、地域内の店舗や事業者等への経済対策、地域住民の家計の生活支援のために、町民一人当たり10,000円の長和の里地域いきいき券を配布する「みんなで応援!長和の里地域いきいき券配布事業」などの事業を商工会と連携しながら実施しました。
 引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大による経済への深刻な影響が続いていることから、商工会や観光協会等と連携しながら、更なる対策を講じていきたいと考えています。
 次に、【建設水道課】の関係でございます。国の交付金事業である社会資本整備総合交付金事業により、道路改良や道路側溝改良など5事業を実施いたしました。また、単独事業としては、地域の要望に応え道路、側溝改良工事にあたって参りました。
 災害復旧事業に関しましては、補助災害事業の繰越事業も合わせ16箇所行い、町単独災害事業も、16箇所復旧事業を行いました。
 土木施設災害復旧費では3億2,201万円の繰越明許費を合わせまして、3億9,802万円を執行しこの内 令和3年度へ7億3,566万円を繰越明許費、6,314万円を事故繰越とさせて頂きました。また、農業用施設の災害復旧費では、8,500万円を補正させて頂き元年度の繰越額11億6,629万円を追加し21億3,636万円を執行いたしましたが、町内外どこの業者も仕事量が限界を越しており入札の不調となる工事個所が数多くあり3年度へ7億3,566万円を繰越明許費として、6,314万円を事故繰越とさせて頂きました。2年目が過ぎ国庫補助最終年度の3年目となりますので1日も早い復旧を目指して、工事の発注、施工管理に努めて参りますので引き続きご協力をいただきたいと思います。
 上下水道関係では、上下水道事業とも公営企業法適用となりましたので、健全な経営に務め経営基盤の強化を図って参りますので、よろしくお願いいたします。
 また、別荘関係については、引き続き町営別荘地の適正な管理運営に努めるとともに、公約でありました「別荘地マスタープラン」の提言書が出された事により、これに沿った経営改善に向けた「経営委員会」での検討を進めて参ります。
 次に、【教育課】に関する部分ですが、学校関係におきましては、令和2年度、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休校、また分散登校を実施いたしました。休校中には担任による家庭訪問、児童の状況確認、課題を配布するなどの対応を行いました。コロナ対策として学校における諸行事の見直し、空気清浄機などの備品購入、衛生用品の整備を図りました。
 また、GIGAスクール対応、ICT教育の推進のため、各小学校の児童、教員に端末機を導入いたしました。教職員研修を実施し、今後、授業での活用、家庭学習での利用を進めるなど有効活用を図ってまいりたいと考えております。
 古町コミュニティ施設建設事業については、住民の皆様のご意見を考慮しながら事業を進めてまいりました。令和3年度、古町公民館の撤去工事、古町コミュニティ施設の着工など本格的な工事が始まりますが、現在、埋蔵文化財の発掘調査を急ピッチで進めているところであります。引き続き住民の皆様へ説明をし、ご理解を得ながら進めて参りたいと考えております。

 文化財の関係では、史跡星糞峠黒曜石原産地遺跡保存整備事業の中核となる事業であります「野外展示施設」の建設工事が令和3年度のオープンに向けて無事竣工し、7月19日に竣工記念式典を執り行いました。
 また、平成30年度に「星降る中部高地の縄文世界」として認定されました日本遺産の関係につきましては、長野県と山梨県の14市町村等で構成します「甲信縄文文化発信・活性化協議会」におきまして、各種事業が進められているところでございます。
 歴史遺産を活かした国際交流事業の関係につきましては、第3期「長和町青少年黒耀石大使」は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、残念ながら渡英は延期となってしまいましたが、来るべき渡英に備え、研修を行っております。
 以上、令和2年度における各課の実施事業の実績をもとに、述べさせていただきました。

【町の財政運営・財政指標について】


 続きまして、令和2年度決算における町の財政指標について説明をさせていただきます。
 まず、「実質公債費比率」でありますが、今回は11.6%となり、前年度の11.1%から0.5ポイント増加しました。次に「将来負担比率」についてでありますが、前年度の73.3%から1.5ポイント増の74.8%となりました。これは地方債の現在高や債務負担行為に基づく支出予定額が増えていることと、充当可能な財源とされる基金残高の減少が主な要因と考えられます。
 ただ、「実質公債費比率」、「将来負担比率」ともに前年度と比較して上がってはおりますが、財政健全化を図る基準を下回っておりますので、令和2年度決算における財政健全化の状況は、全て健全な状況にあると言えます事をご報告するところでございます。
 なお、健全化判断比率及び資金不足比率につきましては、本議会に報告案件として提出させていただいております。後ほど、担当課長より説明をさせますのでよろしくお願い申しあげます。


【条例案件】


 それでは次に、条例制定案1件、補正予算案8件につきまして、順次説明させていただきます。
 最初に、議案第56号「長和町金銭物品等の寄付募集に関する条例を廃止する条例」の制定についてご説明申し上げます。
 金銭物品等の寄付募集に関する条例は、合併前の旧町村で制定されて以来36年余りが経過し、現在、判断、調査すべき案件が無く、形式的な手続きとなっていることから、条例本来の目的が達成されたため廃止をお願いするものであります。それに伴いまして、長和町手数料条例の別表に定められておりました、これに係ります事務手数料を削らせていただくというものです。

 

【補正予算】


 続きまして、補正予算関係の議案について、順次ご説明申し上げます。
 最初に、議案第57号「令和3年度長和町一般会計補正予算(第5号)につきまして、主な内容を説明させていただきます。
 歳出につきまして、議会費においては、音声設備に係る入札差金の減額による補正を、総務費においては、長和町功労者表彰記念品等のほか、大門自治会補助金及び起業支援補助金の増額補正、情報管理費ではワイファイ(Wi-Fi)ステーション光回線使用料などの補正を計上させていただきました。
 民生費におきましては、障がい児通所支援費等の補正、事業費確定に伴う後期高齢者医療負担金の減額補正のほか、後期高齢者医療特別会計操出金及び介護保険特別会計への繰出金の補正などを計上させていただきました。
 衛生費においては、新型コロナウイルスワクチン接種に関連した経費に伴う補正を、農林水産業費においては、農業費では、契約実績に伴う事業費の補正、林業費では、補助事業の内示や確定などに係る補正を計上させていただきました。
 商工費においては、道の駅に設置要望のあったATMに関する事業費の補正のほか、合併特例交付金の土木費からやすらぎの湯施設改修工事へ組み替える補正、たかやまスキー場の改修工事に係る事業規模を縮小して補正を計上させていただきました。
 土木費においては、道路修繕工事、古町コミュニティ整備事業による古町公民館西側の取り付け道路の設計委託等に係る経費を補正計上させていただきました。
 教育費においては、ギガ(GIGA)スクール教材、小学校におけるコロナウイルス感染症対策に係る経費、和田宿なが井敷地内の立木伐採、古町コミュニティ施設に係る発掘経費などを、保健体育費においては、事業経費の組み替えに伴う補正を計上させていただきました。
 災害復旧費におきましては、土砂撤去に伴う重機の借り上げ料を、新たに確認された補助対象外である災害箇所に係る測量設計・監理・工事費等に森林環境譲与税を活用して実施する補正を、増工分に伴う設計監理と工事費の経費をそれぞれ計上させていただきました。
 これらの他に、4月の人事異動に伴う人件費の補正も計上させていただいております。

 次に歳入につきまして、主な内容を説明させていただきます。
 地方特例交付金並びに普通交付税の交付額の確定を受け、増額補正を計上するとともに、財政調整基金繰入金の減額補正を計上させていただいたほか、国・県補助金では歳出の補正予算で計上させていただきました各事業の事業費に伴い、それぞれ補正を計上させていただきました。
 また、令和2年度決算に伴う繰越金に係る補正及び臨時財政対策債の発行額確定を受けての増額補正、補助災害復旧事業債の増額も計上させていただいております。
 以上、一般会計全体で1,704万2千円の増額をお願いするものであり、補正後の予算総額は、62億9,000万円であります。

 続きまして、議案第58号「令和3年度長和町国民健康保険特別会計(事業勘定)補正予算(第1号)」から議案第64号「令和3年度長和町特定環境保全公共下水道事業会計補正予算(第1号)までの特別会計等の補正予算についてご説明申し上げます。
 これらの補正予算につきましては、令和2年度決算に伴う繰越金の補正が共通しております。
 主だった補正としまして、国民健康保険特別会計においては、令和2年度の普通交付金の清算に伴う雑入及び償還金、医療給付費、後期高齢者支援金、介護納付金の決定による補正、後期高齢者医療特別会計においては、保険料及び広域連合納付金の補正、介護保険特別会計においては、保険料及び保険給付費に関する国庫・支払基金の決定等による補正、また令和2年度の実績による国・県・支払基金への償還金の補正、公共下水道事業及び排水処理施設事業会計補正予算においては、人件費に伴う補正などを計上させていただきました。

【計画、契約案件】


 次に、議案第65号「長和町過疎地域持続的発展計画について」説明申し上げます。
 先般、議会全員協議会におきましてご協議をいただきました案件でございますが、ご案内のように平成12年4月に施行(しこう)されました旧過疎法「過疎地域自立促進特別措置法」がこの3月を以って失効となり、新たに、過疎地域における持続可能な地域社会の形成及び地域資源等を活用した地域活力の更なる向上の実現を理念とする「過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法」が令和3年3月、議員立法により可決・成立し、この4月に施行されました。私も県の町村会長としてまた全国過疎連盟の理事として携わって参ったわけでありますが、特別措置法が成立した際は、安堵で胸をなでおろしたところでございました。町ではこれを受け、これまでの過疎地域自立促進特別措置法と同様、過疎地域の要件を満たすこととなったことから、「長和町過疎地域持続的発展計画」案を作成し、パブリックコメントによる住民の皆様からの意見募集並びに県への事前協議、正式協議を経まして同意をいただきました事から、今回この計画を議会へ上程しお諮りするものでございます。


 続きまして、議案第66号「令和3年度 元災台風19号豪雨災害復旧事業 沢田・沢田2建設工事請負契約の締結について」、につきましては、地方自治法等の規定によりまして、議会の議決を求めるものでございます。

 以上、本定例会に提案させていただきました議案について概要を説明させていただきました。詳細につきましてはご審議の際、それぞれ担当者より説明を申し上げますので、原案をご承認賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。

 

 


令和3年8月31日

長和町長 羽田健一郎