公開日 2018年04月18日
最終更新日 2018年04月18日
【はじめに】
おはようございます。
今日から3月に入り、例年にない大変厳しい寒さが続いておりましたが、ここに来てやっと寒さも和らぎ、春の訪れが感じられるようになりました。
本日ここに3月定例会を招集いたしましたところ、議員全員のご出席を賜り開催できますことに厚くお礼申し上げます。
【平昌オリンピック】
まず、先日まで開催されていました平昌オリンピックでは、かつての長野オリンピックをしのぐ日本人の活躍が目立ちました。
特にわが長和町といたしましては、地元姫木平出身の藤森由香さんが4度目のオリンピック出場という快挙を成し遂げました。更にビッグエアーでは予選を2位で通過し、決勝では7位入賞というすばらしい成績を残していただきました。
テレビ中継や報道でも長野県長和町出身という説明があり、町のPRにも大きく貢献していただきました。
この実績を評価し、長和町表彰審査委員会を開催し検討した結果、藤森由香さんに町民栄誉章を贈ることといたしました。
今回で最後のオリンピックとなりますが藤森由香選手の健闘に大きな拍手を送り「由香ちゃんご苦労様でした。」とねぎらいの言葉をかけたいと思います。
【新和田トンネル・三才山トンネル】
さて、先日行われた長野県議会の代表質問において、阿部知事は長野県道路公社が管理運営する三才山トンネルと新和田トンネルの無料化について三才山トンネルは2020年の夏頃に、新和田トンネルについては2021年の夏頃にそれぞれ無料化する方針を明らかにしました。
この無料化に伴い、当町としては住民の負担が軽減されると共に諏訪圏や松本市との経済効果も大きく期待されるところです。
長年、町や期成同盟会において県や議会へ無料化を要望して来たところでございますが、やっと実を結んだかなとの思いでございます。
それでは、今議会に提案をさせていただきました、条例案件9件、平成30年度予算案11件、平成29年度の補正予算案11件、そのほか、町道認定関係などにつきまして、順次説明させていただきます。
【条例案件】
はじめに議案第1号「長和町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。この改正につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、教育委員長と教育長を一本化した新教育長を置くこととなったため、教育委員会の委員の報酬に係る部分を改正するものです。
次に、議案第2号「長和町田舎暮らし体験住宅の設置及び管理に関する条例の制定について」でありますが、平成29年12月27日に竣工しました、長和町田舎暮らし体験住宅の設置及び管理について必要な事項を定めるため条例を制定するものです。
次に、議案第3号「長和町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、この改正につきましては平成30年4月から国民健康保険法の改正により、国民健康保険の財政運営責任主体が長野県となるための改正であります。
次に、議案第4号「長和町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」であります。この改正につきましても、国民健康保険法の改正により、国民健康保険の運営主体が長野県となるために改正するものであります。
次に、議案第5号「長和町後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例の制定について」であります。この改正につきましては、平成30年4月に持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、「住所地特例」に関する見直しがなされ、所要の改正が必要となったために改正するものであります。
次に、議案第6号「介護保険法に基づく指定居宅介護支援等の事業の従事者及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、厚生労働省の指示に伴い、指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関し、骨子中に従うべき基準及び参酌すべき基準が示されたことにより、当該条例を改正するものであります。
次に、議案第7号「長和町汚泥再生処理センターの設置及び管理に関する条例の制定について」でありますが、青木村と協同して事業を実施している長和町汚泥再生処理センターが平成30年4月に供用を開始することを受け、当該施設の設置及び管理について必要な事項を定めるため条例を制定するものです。
次に、議案第8号「長和町給水条例の一部を改正する条例の制定について」でありますが、休止制度の廃止について、長和町上下水道審議会の答申に基づき条例の一部を改正するものです。
次に、議案第9号「長和町消防団の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」ですが、消防活動に必要な人員の確保をするため、長和町消防団の定年制を廃止し、定数制に移行するための改正であります。
【予算編成方針】
次に予算関係の説明に入りますが、はじめに、平成30年度予算編成の基本方針を述べさせていただきます。
国における平成30年度予算につきましては、経済・財政一体改革を加速し、財政健全化目標の達成を目指すため、「経済再生なくして財政健全化なし」との方針の下、デフレ脱却・経済再生、歳出改革、歳入改革という「3つの改革」を確実に進めていくとし、歳出についても全般にわたり、手を緩めることなく本格的な歳出改革の取り組みを強化するとともに、施策の優先順位を洗い直し、無駄を徹底して排除しつつ、予算の中身を大胆に重点化するとしています。
地方財政においては、働き方改革や人材投資、子ども子育て支援等に適切に対応するとともに、地域の実情に応じ、自主性・主体性を十分発揮して地方創生等を推進することができるよう、安定的な財政基盤を確保するとしています。
当町におきましても、国の地方財政対策の動向を踏まえ、今まで培ってきた基礎体力を基に、地域の発展と住民の生活を守ることに行政運営の基本とし、「人が元気、町も元気、元気が出るまち 長和町」の実現に向け、まちづくりの基本理念である
「住民と行政の協働のまち」
「豊かな自然や歴史と文化を守り、やさしさと潤いのあるまち」
「地域の特性を活かし、活力と魅力あふれるまち」
に基づき、「Nagawa Next Vision 4」に掲げた各種事務事業の実施により、将来にわたって持続可能な安定した長和町を確立する施策の推進に努めることを、基本的な予算編方針としました。
【平成30年度予算の概要】
平成30年度の当初予算額につきましては、一般会計が59億円、特別会計8会計の合計が22億2,216万円となり、総額では81億2,216万円となっております。
一般会計につきましては、平成29年度当初予算額と比較しますと1億2,000万円の減額、率にして1.99%の減となりました。特別会計は平成29年度当初予算額と比較しますと3億2,292万円の減額、率にして12.69%の減となっております。
特別会計予算額が大きな減額となった理由につきましては、国民健康保険特別会計における県域化及び介護保険特別会計における保険給付費がそれぞれ減額となった
ことによるものです。
それではまず、議案第10号平成30年度長和町一般会計予算について主な内容をご説明いたします。
まず、大切な長和町の皆さまの笑顔を、未来へ引き継ぐために、私が公約に掲げました事項に係る予算といたしまして、子どもは町の希望であり、かけがえのない存在、宝であります。さらなる子育て日本一を目指したまちづくりの、核となる施策の一つとして、小中学校の給食費を無料にするよう予算に反映させました。合わせまして、子育て支援の関係では、子育て支援センターの運営に関して引き続き充実を図って行くほか、地方創生事業に関連づけ、小学校及び中学校入学時に支援金を給付する「子育て応援給付金」に係る予算を引き続き計上させていただき、子育て世代の負担軽減を図ることにより、子育て支援の一層の充実を進めてまいります。さらに、従来から行なっております18歳以下の医療費無料化、高等学校通学費補助等についても引き続き実施していきます。
また、「人口の減少に歯止めをかける施策」につきましては、地方創生関連事業として、青原地区に完成しました、田舎暮らし体験住宅の利活用とPRを十分に図り、軌道に乗せていくとともに、空き家の有効利用を図るために「空き家活用移住促進事業」などの活動の推進に係る予算等を計上させていただきました。
商工観光の面につきましては、「多彩な観光資源を活用したまちづくり」として、トレイルラン及びウィスキー&ビアキャンプ、マルメロ夜市などのイベントの開催等、各種イベントの実施主体となる町観光協会へ、開催に係る補助を行ないます。
また、ブランシュたかやまスキー場関連予算を計上し、「自然・温泉・スキー場を活かした観光の推進」を図ってまいります。
さらに、「町内の産業を元気にする施策」としまして、「地域資源を活かした農業の創出事業」、「ワイン産業プロジェクト事業」、「『稼ぐ農業』の展開事業」について、「地方創生推進交付金」等を活用して実施してまいります。
この他にも、地方創生関連としまして、平成28年度に設置しました「キャンペーン隊」及び「特産品開発チーム」などに係る予算を引き続き計上し、町の特産品に係る振興施策を推し進めてまいります。さらに、同じく地方創生関連事業として、「東京農大と連携した特産品開発事業」、「とびっ蔵運営事業」、「訪日外国人誘客事業」等に係る予算も計上させていただきました。
黒耀石の関係では、平成28年度より、「史跡 星糞峠黒耀石原産地遺跡整備事業に着手しておりますが、平成30年度も、平成29年に実施できなかった事業も含め、引き続き関連する事業を実施し、黒耀石によるまちづくりも推進してまいります。
「高齢者が元気なまちづくり」という面では、高齢者の皆さんが安心して生活できる施策を実施していきます。社会福祉協議会と連携して実施している「支え合いサポート事業」、高齢者の居住環境を改善するための「高齢者にやさしい住宅改良促進事業」、「配食サービス事業」等を引き続き、更に充実した中で実施してまいります。また、障がいを持つ方々の町内の温泉入館料の割引きを行う「温泉入館料割引事業」を平成29年度より実施しましたが、今年度からは、振興公社に移行し、社会貢献事業といった観点から継続事業とすることをはじめ、一層の福祉の総合的な充実を図ってまいります。
「誰もが安心・安全に暮らせることができるまちづくり」、「高齢者が元気なまちづくり」、「新たな元気を創出するまちづくり」の関係では、平成29年度において、和田診療所及び歯科診療所を旧和田庁舎に移転する予算を計上させていただき、医療施設の整備が完了しました。これらの医療施設の充実をはじめ、耐用年数を過ぎたエレベーターとトイレ等の改修を主体に、福祉と健康を充実させるための多目的施設として利活用できるよう、旧和田庁舎の施設改修を進めてまいりたいと考えております。
また、依田窪病院や依田窪老人保健施設の充実を図るための運営等に係わる負担金、上田地域広域連合及び上田地域定住自立圏構想に係わる事業として実施する休日・夜間の医療体制、平日深夜在宅当番医、小児救急センター等に係る経費の負担金等を予算計上し、引き続き医療体制のさらなる充実を図ってまいります。
「行政サービスの充実や行政改革の推進」の面では、新庁舎が開庁して約2年が経過するわけですが、住民の皆さんに対してさらに充実した行政サービスを提供してまいりたいと考えております。
また、人事評価制度につきましては、平成28年度から人事評価システムを導入し、運用を始めております。平成30年度もシステム関連の予算を計上し、人事評価制度が職員の資質の向上等につながるよう継続して努めてまいりたいと考えております。
災害に強いまちづくりの推進という面につきましては、平成26年度より本格的に自主防災組織づくりをスタートしましたが、平成30年度も引き続き、住民の方々に自主防災組織の結成をお願いしていきながら、自主防災組織で必要な用品等について、整備等を行なってまいります。
このほかに、各分団の充実した活動を推進するため、積載車の購入や詰所の建設事業に係る予算を計上させていただきました。
教育環境の整備という面につきましては、小中学校への町費による講師、心の相談員及びスクールカウンセラー、ペアレントトレーニング等を配置することにより、児童生徒にきめ細かな教育を行うほか、ALT事業も充実させ実施いたします。
また、2回目となります、国際交流事業も8人の中高生の参加により実施いたします。
以上、平成30年度一般会計当初予算の歳出の中で、私が公約に掲げた項目の主な事業及び地方創生関連事業について述べさせていただきましたが、大きな事業として、ケーブルテレビの伝送路更新事業がございます。これは、耐用年数が既に経過し、不具合が生じている伝送路を、総務省の補助事業を導入し更新し、オリンピック4K・8Kのテレビ放送の実現に向け事業に取り組んでまいります。その他の事務事業に係る予算につきましても、住民サービスの向上に欠くことのできないものであります。今まで築き上げてきた行政サービスを決して低下させることなく、将来へつながる健全な財政運営の推進も肝に銘じ、その実現を目指してまいりたいと考えております。よろしくご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
次に、一般会計の歳入の主な項目について説明させていただきます。
町税につきましては、前年度より5.3%減の6億7,382万9千円を見込みました。このうち軽自動車税・法人税については、法人税割の増などにより増額、町民税は減額、固定資産税については評価替などの関係から減額を見込んでおります。
地方交付税につきましては、前年度より2.1%減の24億4,700万5千円を見込みました。このうち普通交付税につきましては、前年度より4,628万円、率にして2.0% の減としました。合併算定替から一本算定への移行が昨年度から始まり、算定額も年々縮小されていくわけですが、平成30年度におきましては、縮減の一方、算定方法の見直しや地方創生関係事業が対象になるなどの増額の要因もあるため、総額で4,628万円の減額とさせていただきました。また、特別交付税につきましても、「公共施設等総合管理計画」策定に係る経費等の措置がなくなり、622万5千円、率にして3.3%の減といたしました。
基金繰入金につきましては、「財政調整基金」から6億58万6千円、「公共施設整備基金」から1,290万円、「ふるさと創生基金」から3,000万円、「有線放送改修基金」から4,526万8千円など計上させていただきました。財政調整基金につきましては、前年度より5,020万2千円減、公共施設整備基金繰入金につきましては、生ごみ処理施設改修工事等が終了したため、前年度より9,271万1千円の減、ふるさと創生基金繰入金につきましては、3,000万円の減となっております。
町債の借り入れにつきましては、ケーブルテレビ伝送路更新・道路ストック建設事業等・文化財施設・ソフト事業等に係る「過疎対策事業債」を2億2,400万円見込んでおります。また、消防積載車購入や消防団詰所更新に係る借り入れとして、「緊急防災・減災事業債」2,650万円を計上させていただきました。このほか、地方交付税の振替分として発行される「臨時財政対策債」を1億4,512万9千円見込んでおります。
【特別会計・上水道事業予算】
次に議案第11号「平成30年度長和町国民健康保険特別会計予算」から議案第19号「平成30年度長和町和田財産区特別会計予算」までの特別会計について、説明させていただきます。
最初に「国民健康保険特別会計」でありますが、当初予算額は前年度と比較して1億8,700万円減額の7億2,200万円となっています。
今年度から本事業は県域化となります。支払いなどのスタイルが変更となるため、各項目がそれぞれ変更となった編成となっております。歳入のうち、国庫負担金、町村債が減額となっております。
歳出では、保険給付費及び共同事業拠出金等が減額となり、国民健康保険事業費納付金が増額となっております。
「国民健康保険歯科診療所事業特別会計」につきましては、診療報酬に係る会計でありますが、前年度と同額となる1,500万円の予算額とさせていただきました。
「後期高齢者医療特別会計」につきましては、予算額は8,200万となり、前年度より250万円増額となる予算を計上させていただきました。
「介護保険特別会計」につきましては、前年度より1億6,800万円減額の8億2,000万円の予算額とさせていただきました。歳入では、保険料・調整交付金・基金繰入金等について減額となっております。歳出では、保険給付費、訪問型・通所型サービス事業などに係る地域支援事業費が大きな増額となっております。
「同和地区住宅新築資金等貸付特別会計」につきましては、前年度より12万円増額の70万円とさせていただきました。貸付金元利収入の減額が主な要因となっております。
「特定環境保全公共下水道事業会計」につきましては、前年度より3,300万円増額の4億6,500万円とさせていただきました。増額の要因は、長門水処理センター長寿命化電気設備工事に係るものであります。また、現在の下水道事業は公営企業法非適用事業ですが、平成31年度より、「法適用」の企業会計へと移行する予定であり、28年度より「固定資産台帳整備」を進めております。
「簡易排水施設特別会計」につきましては、1,100万円であり、前年度と同額の予算となっております。
「観光施設事業特別会計」につきましては、前年度より354万円減額の1億646万円となっております。契約解除が増加傾向にある中で、土地賃貸料収入を減額見込みで予算計上することになったことが減額の主な要因であります。
なお、この特別会計中にて、今後の別荘地運営のあり方を目指した、マスタープラン策定のための予算も計上いたしました。
「和田財産区特別会計」につきましては、前年度より422万9千円増の882万5千円の予算となっております。歳入において、間伐材等の生産物売払収入が主な増額要因となっております。
次に、議案第20号「長和町上水道事業会計予算」につきましては、平成29年度から公営企業法適用の会計へ移行したことにより新たに「上水道事業」としてスタートしております。企業会計予算ということで、予算書の様式・体裁等、一般会計・特別会計の予算書とは大きく異なっております。平成30年度におきましては、和田地区の配水池の改修工事や水道料金改定に向けた検討等を行ないますが、今後、引き続き、経営の健全化に努めてまいりたいと考えております。
以上、平成28年度からの普通交付税の一本算定の開始、平成31年からの消費税率の引上げ等、今後、町の財政状況は更に厳しい状況下におかれることとなりますが、地道に培ってきた基礎体力をもとに、これからもなお一層、長和町が長和町として更に輝き続け発展していくための新たなステップの年となるようにしたいと考えております。
また、時代の動向を的確に把握しながら、全職員が一丸となって、町行政を推し進めていく必要があります。
住民の皆さんにとって、町行政が最も身近な存在となることができるよう努めて行くとともに、住民の希望への道筋を示し、安心して暮らせるための役割を果たしていくことが何より必要だと考えます。
そうすることによって、「元気が出る町!!長和町」の実現に一歩一歩、着実にそして確実に前進していくものと確信しております。
【補正予算】
次に、補正予算関係の議案について順次ご説明申し上げます。
最初に、議案第21号「長和町一般会計補正予算(第4号)」について説明させていただきます。
今回の補正予算の主なものとしましては、まず、歳出では、基幹系システム共同化負担金に係る補正予算を計上させていただきました。これは、システムのカスタマイズ等に係わるものであります。
また、地域おこし協力隊に係る予算につきまして、現予算においては5人分の経費を見込んでおりましたが、現在、お願いしている協力隊員が4名であるため、関係予算を減額する補正予算を計上させていただきました。
配食サービスにおきましては、不足となってしまうサービス費用分について補正予算を計上させていただきました。
このほか、この冬の降雪により除排雪経費が増加しているため、除排雪に要する関連経費を増額する補正予算、特別会計への繰出金として、国民健康保険特別会計へ基盤安定負担金として繰出す補正予算等を計上させていただきました。
その他の歳出の補正予算につきましては、既に完了している事業の清算に伴う計数整理、経常経費等の清算見込みに伴う補正が主なものとなっております。
一般会計全体で、7,970万円の減額補正をお願いするものであり、補正後の総額は、63億1,000万円であります。
また、平成30年度への繰越事業としまして、補正予算書の「第3表 繰越明許費」に記載させていただきました事業をお願いするほか、「史跡星糞峠黒耀石原産地遺跡整備事業」に係る継続費につきまして、事業費の変更に伴う補正もお願いしております。
議案第22号から議案第31号までの特別会計及び上水道事業会計の補正予算につきましては、事業完了に伴う清算及び実績見込みに伴う補正が主な内容であります。
この内、国民健康保険特別会計につきましては、基盤安定等に係る一般会計からの繰入金を計上させていただきました。
【その他】
次に、議案第32号「町道路線の認定について」でございますが、平成29年度において造成いたしました立岩落合住宅団地内の2路線を町道として認定するものです。
次に、議案第33号「長野県町村公平委員会共同設置規約の変更について」でございますが、白馬山麓環境施設組合が白馬山麓事務組合への名称変更による規約の変更であります。
次に、議案第34号「上田地域広域連合ふるさと基金に係る権利の一部を放棄することについて」でありますが、今回、平成30年度に実施する長野県上小医療圏地域医療再生計画に係る継続事業に充当するために基金を取り崩し充当するものであります。
最後になりますが、議案第35号「長和町和田財産区管理会の委員の選任につき同意を求めることについて」でございますが、長和町和田財産区管理会委員の任期が3月31日をもって満了となりますので委員の選任について議会の同意を求めるものであります。
以上、提案理由の概要を申し上げましたが、詳細につきましては審議の際、担当者より説明申し上げますので、よろしくご審議の上、ご承認賜りますよう申し上げまして、提案説明とさせていただきます。
平成30年1月1日
長和町長 羽田健一郎