藤森由香選手へ長和町町民栄誉章!

公開日 2018年09月05日

最終更新日 2018年09月05日

藤森由香選手 桜の花が咲き始めました。いよいよ春爛漫を迎えようとしております。

 本日は、皆さんと一緒に長和町の町民栄誉章を藤森由香選手へ贈る式を執り行えることを大変うれしく思っております。

 平昌オリンピックでの藤森由香選手の活躍、すばらしかったです。スノーボードクロスからスロープスタイルとビッグエアに転向し、最後の五輪としての挑戦でした。由香ちゃん、感動しました。

 最初の競技でありましたスロープスタイルは、強風のため予選が中止となり、翌日の決勝も、悪天候で開始時間が遅れてのスタートでした。そんな強風の悪条件の中、由香選手はがんばりました。強風のため転倒する選手が続発する中、豊富な経験と冷静な判断力で4人の日本勢で最高の9位に入りました。

 もう一つの競技、ビックエアでは、94.25点で予選2位で決勝進出をきめました。決勝は、3回行う演技のうち、異なる2つの技の最高点を合計して競うもので、由香選手は、予選で決めた横2回転半の「バックサイド900(ナインハンドレッド)」を成功させ、82.25点をマークし、1回目3位につけました。もうこの時は、会場が揺れるほどの大声援で、応援しているみんなが本当に興奮しておりました。つづいて、2回目、3回目は惜しくも転倒してしまい、得点を伸ばすことはできなかったけど、7位入賞という輝かしい成績を残しました。

 両競技ともパブリックビューイングで姫木から平昌の「由香ちゃんに届け!」という気持ちで多くの仲間と声援を送り、手に汗を握りながら固唾を呑んでテレビ中継を見守りました。スポーツの世界には、「たられば」がないのはわかっていますが、「立っていたら」金メダルも夢ではなかったという本当に惜しい競技でありました。演技後、拍手がしばらく鳴り止まなかったことがみんなの気持ちでした。

 2006年のトリノ(イタリア)、2010年のバンクーバー(カナダ)、2014年のソチ(ロシア)、そして今回の平昌(韓国)と4大会連続の五輪出場は並大抵の努力では達成できるものではありません。競争が激しいスポーツの世界で、一流のアスリートとして活躍し続けることは本当に大変なことで、心身ともに卓越した力が必要であります。由香さんのその一生懸命な姿は、多くの町民に感動や夢、希望を与えてくれました。

 藤森由香さんがオリンピックへ出場されるたびに、「長野県長和町出身」と紹介され、日本中、世界中に「長和町」の名を知らしめていただきました。このたび、その功績を讃え、町民栄誉章を贈りました。藤森由香さんは冬季オリンピックに初出場した2006年のトリノにおいて、スノーボードクロスで7位入賞した功績により町民栄誉章を授与して以来、2回目の町民栄誉章ではありますが、長和町として、町民栄誉章を贈ることで、会心の演技を見せてくれた由香ちゃんをねぎらいたいと思います。本当にありがとうございました。

 最後の五輪という気持ちは変わりありませんか?

 まだまだとてもお若いので「惜しい」気持ちもあるわけですが、今後は、スノーボードの魅力を伝える活動をしたいという意向とうかがっております。

 激しいスポーツでありますので、お身体に留意され、今後ますますご活躍をすることをお祈り申し上げてあいさつといたします。

 由香ちゃん、長い間、本当にお疲れさまでした。そして、感動をありがとう!

 

町長

 

長和町長 羽田健一郎

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